小5からしばらく不登校をしている現在中3になる長男。

これまで全く学校や担任との接触を拒んできたものの、最近は中学との距離が縮まってきた。

いや、学校というよりも、、

新たに担任になった30代の男性教師のフットワークと行動力が影響している。

担任は担当教科が数学という事もあって、毎週1回、家まで来てもらって長男が比較的取り組みやすい数学の自宅学習の様子を見て貰うまでコミュニケーションがとれるようになっている。


これに至るまでは、家庭の活動はもちろんあった。

とにかく外で運動してもらいたいのもあって、定期的に市のグラウンドを半日借り切って、野球やサッカーをするイベントを今年から始めてきた。

日によっては、他の不登校の子ども達にも声をかけて、10人くらいでミニ野球をしたりしている。

学校が授業をしている横で(笑)

当然ながら私は仕事を休むのだが、だんだん、この活動の方が楽しくなっているのは間違いない。

そういった活動に、4月から担任となった中3の男性教師を巻き込んだ。

ここで担任教師が快く参加してきた事が大きい。

子ども達の楽しむ輪の中に飛び込んだ事が、ひとつの壁を突破した。

担任には、初回の顔合わせでは絶対に学校の話題をしないよう依頼した(これは妻から)

終始、趣味や野球の話題に徹してもらい距離感を縮めて貰った。

それからしばらくして、長男が能動的に数学に取り組み始めた様子を定期的に担任に伝えながら、3回目のグラウンドでの交流で、数学の話題だけしてもらうようにした。

わからないところは教えるよって言う流れ。

それから、週1回の家庭訪問が始まっている。


長男本人が進学のタイミングという時期を理解しており、気持ちの変化もあったのだろうが、何より長男自身が自分を変化させようと思っている事が何より尊いし、すごいなあ、と思う。


大人たちは勝手に考え、勝手にこねくり回す。

長男自身が、自分にとって、良い選択だと思うなら、それを選択して自分の足で進んで行ってほしい。


我々大人は、そのための手段と選択を示すだけ。

ダメなら次を考えれば良い。

これが、僕らの「見守る」という定義。

これら一連の活動も、実は全て大人たちも学ばせて貰っているのだ。