昔々、日本にはもともと古代出雲王朝というものがあったそうだ。大和王朝より前の事。

その一大拠点が島根県の出雲大社のあたり。

その出雲大社には、大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られている。

神話の中では人物的に書かれている大国主命、実はこれは国の事を指しているようだ。

大国主を今の天皇みたいな称号だとすると、

初代大国主、二代目大国主、三代目・・・と言う風に何代も続いていたようだ。

その王朝には富家(登美)という一族がいた。

富家は各地に分家が広がっていたと聞く。

神話では、諏訪大社のタケミナカタノミコトは大国主命の子どもに当たるので、諏訪大社あたりも古代出雲王家の治める地域だったのだろう。

また、一方で「富」のつく地域は、富家にゆかりがある事もある。

奈良市にも“富雄“という地名があるが、そのあたりは長髄彦(ながすねひこ)という、富家に関する一族がいた地域だそうだ。

先ほどの諏訪大社近くにも、富士見という地名が近くにあるが、関係あるのだろうか。

 

以前、このブログ内で書いたことがあるが、出雲大社に行くと、入り口に宮司の千家尊祐氏のこんなコメントがあからさまに記載されている。

「天照大御神様(伊勢)は目に見える世界(顕事・政事)を、大国主大神様(出雲)は目に見えない世界(幽事・神事)を主宰される神となる」

この世界には見える世界(物質)見えない世界(精神)が当たり前のようにある。

神話では大国主命から天照大御神に国替えを行った。その時にお互いの役割を棲み分けたのかどうなのか。

少なくとも、今の世の中は伊勢系であり、物質世界が広がっているといえる。


さて、ごたくはこの辺で、お薦め、いま行って見たい神社を列記してみます。

皆さんでも調べられてみて、もしご興味あれば足を運んでみてください。

独断と偏見で、神話のキャラクターを中心に、行きやすそうな関東と関西中心をチョイスしました。

 

【鹿島神宮】茨城県鹿嶋市

 御祭神:タケミカヅチ

 ご利益:ひらめき、出世、ステージ上昇

 特徴:タケミカヅチは雷神。神話では大国主の国替えを実現した神様。

    「格闘最強の神」とも言われており剣術や柔術など日本武道の神様でもあります。

    ここにお詣りする時は、香取神宮、息栖神社と合わせてパワースポット三社ツアーが有名です。

 

【枚岡神社】大阪府東大阪市

 御祭神:アメノコヤネ

 ご利益:タイミングが良くなります。

 特徴:アメノコヤネは占い師。言霊の神様でもあります。タイミング以外にも言葉がより適切になり現実化するパワーを授けてくれます。ちなみに私はこの神社にはよく行きます。

 

【安房神社】千葉県館山市

 御祭神:アメノフトダマ

 ご利益:金運。産業の神。事業している人は、とにかく一度は行った方がいいでしょう。

 特徴:アメノコヤネと同じく神の世界の占い師。とにかく金運が強い事で有名です。

 

【大神神社】奈良県桜井市

 御祭神:オオモノヌシ

 ご利益:神社の中でも最強クラス。大きなピンチの時にかけこむところです。

 特徴:ここは日本最古の神社と言われています。三輪山という山自体を神様として祀っています。おそらく大和王朝が出来る前から、この地で政り事(祭り事)が行われていたと思われます。

 

【富士山本宮浅間(せんげん)大社】静岡県富士宮市

 御祭神:木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメノミコト)

 ご利益:桜の花のように才能を開花し、表現する事です。また、対立を強力にまとめ上げ、抑え込む強さもこの神様の特徴だそうです。

 特徴:山梨県富士吉田市にも、北口本宮富士浅間神社もあります。どちらもまだ行った事がないので行きたい神社です。

 

【西宮神社】兵庫県西宮市

 御祭神:ヒルコ(エビス)

 ご利益:幸せになること。笑顔で喜びをもって生きること。

 特徴:ヒルコは恵比寿神でもあります。だから商売繁盛笹持ってこいというイメージが浸透していますが、実はヒルコの神話は不幸で、捨て子になります。こうした不幸は反作用して庶民に幸せをもたらしてくれるのです。

 

【石切劒箭神社】大阪府東大阪市

 御祭神:ニギハヤヒ

 ご利益:物事を始める背中を押す。新展開を起こす。

 特徴:天孫降臨で有名な神様。物部氏の祖神。良いも悪くもエネルギーのかたまりです。映画「千と千尋の神隠し」の少年ハクのモデルはこのニギハヤヒです。周辺の参道は占いだらけの不思議な場所です。

 

マニアックですみません。今日は以上。