「デミング賞への挑戦」㉑

指導会の後で担当者が調べたところ、間違いの原因はパソコンへの入力ミスであった。

現代において例えば建物の構造解析にはＰＣソフトが必須であり、それも一貫計算システムが多く利用されている。意匠図があれば、後は柱・梁・壁・スラブに適当な断面を仮定すれば、あとはＰＣがやってくれる。

一貫計算ソフトのこわさは、結果が正しいかの判断力がないと、とんでもない間違いをするのである。

小型計算機が廉価になったのは大学４年生のときだった。従ってそれまで、筆者は「計算尺」を使っていた。計算尺の精度は掛け算・割り算で２％程度である。

しかし桁に関しては暗算で求める必要がある。そのことが大きな間違いに気が付く素養となるのであった。

ＰＣがいくら便利で、業務の効率を上げるといっても、入力ミスを瞬時に見抜けなければ諸刃の剣なのである。

指導の若い先生は「手計算」もできる人であり、統計計算のプロなのであった。

建設業はどうでしょうか？不況になった時の政策の柱は公共投資です。主に土木工事ですが、「既存不適格建物：1987年以前の建物」の耐震化の助成金が大幅に増えるでしょうし、大地震時に火災が発生する地域全体を再開発する場合も助成金が使われると思います。建設業は伸びるとは思いませんが、無くならない産業です。

建設現場の所長や現場代理人になるには、監理技術者である必要があります。その為の資格は1級建築施工管理技士です。一級建築士でもよいのですが試験難度はかなり違いますし、設計をしないのであれば1級建築施工管理技士で必要十分です。又、受験資格は指定学科を卒業すると3年、指定学科以外（文学部など）でも4年半の実務経験で有資格者となります。全く学歴が無くとも15年の経験で受験できます。

Youtube　１級建築施工管理技士　学科試験　目次

構造力学　21本

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設計荷重　6本

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鉄筋コンクリート構造　8本

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鉄骨構造　6本

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免震構造　2本

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木構造　1本