他の課の業務は置いて、筆者が所属する技術課でいえば、プロジェクトとの関わりは先ずは技術営業である。その多くが設計事務所からの相談依頼であった。
担当の営業部員と共に設計事務所へ行き、施工計画、特に地下工事と鉄骨建て方、そして工程計画を提案するのである。これらは設計事務所では計画し、積算するのは難しいからである。
次は見積時の、やはり上述の計画である。見積部には施工経験がある部員がほとんどであるが、やはり山留だとか、鉄骨建て方などは自部署だけで決めるよりは、筆者の部署に相談したいのである。
入手すると現場は山留がある場合、専門業者(重仮設)に計算、計画させてチェックを依頼してくる。そして多くはコストダウンの可能性を相談されるのであった。