鍛練会が終って、よその結社の人との句会があって、連合いの通院に付き合って、昨日は恒例の上毛俳句会で城跡を吟行した。今日は久し振りに夕方から少し働く。だらしないことにちょっと疲れた。でも、やっぱり吟行は楽しい。

城址は風吹くところ四十雀 恵里子

 この句を特選にした。城址を定義としてはとても斬新だと思った。

円墳の向う赤城の夏がすみ 弘

初夏や少し霞んで赤城山 千鶴子

 同じ情景を詠んだ句。平均的な吟行句だろう。句会の時は私の句の方がいいかもと思ったが、今読むと千鶴子さんの句の方が素直で衒いが無いようだ。

ヨガマット小脇にかかへ金魚草 明子

とび入りのかめむしのゐて句会場 美智子

青空がとても綺麗で柏餅 康雄

 吟行に参加しなかった地元の人の句。どの句も取合せがいい。美智子さん句は俳句のことを俳句で詠まない方がいいと注文をつけた。この句も今読み直してみるととても味がある。ちょっと後悔している。やっぱり選句は難しい。

大きな桑の木の緑陰。句を案ずる清英さん。

 

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