朧、朧月夜は春の季語。草朧、鐘朧などという使い方もある。昨夜は二時間ほど働いて、朧夜を帰ってきた。ちょうど天心辺りに月があって、町全体が霞んでいた。古利根川に架かる公園橋は幻想的にライトアップされている。一句くらいは作れないかな、と何時もより倍くらいの時間をかけて歩いてみた。言葉の断片のようなものは浮かんだが、やっぱりまとまらない。胸中も朧という感じだった。

いつの世も朧の中に水の音 桂信子

 

会員募集中。下のHPの「お問い合わせ」からどうぞ。