昨日は野火の定例吟行。稲毛海浜公園に行って来た。海なし県に住んでいるので、海を見ると嬉しくなるというか、テンションが上がる。そして、海辺で育ったわけでもないのに何だか不思議に懐かくなる。
海風に囀つてゐる烏かな 真砂子
主宰特選の句。烏は囀る?ちょっと首を傾げて、私は採らなかった。よくよく考えれば鴉も恋をするだろう。海風と烏の恋の取合せは
とても新鮮。
のどかさや遥かな船の数かぞへ 泰子
この句の◎をつけた。落ち着いた心持ちの句だと思った。きっとじっと動かずに海を見つめていたのだろう。
初蝶や風は沖から波越えて 孝夫
海の蝶だ。「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った」が過った。
沖のヨット
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