新年の挨拶

　家族や親戚には相応に新年の挨拶をしたが、近所の人にはほとんど出会わない三が日だった。昨日初めてお隣の若奥さんと家の前の路地で会ったので新年の挨拶をした。サラリーマン時代なら今週は挨拶回りの日々だった。年賀状の代わりにメールやラインをくれた人もいる。そんなことで新年の実感ははなはだ薄い。でも、今日は夕方にアルバイトに行く。大きな声で挨拶をしようと思っている。

ひそと来てひそと去りたる礼者かな　久保田万太郎

　礼者は新年の挨拶に来る人のこと。田舎の兄は今でも何軒か梯子しているようだ。