能登半島地震と羽田空港航空事故で正月気分は吹っ飛んでしまった。それでも、元日は家族でお祝いをして、昨日は実家に年始に行って、兄と一緒に箱根駅伝のテレビ放送を見て過ごした。「野火」二月号の校正をほぼ終えた。新年早々に書かなければならない文章も幾つかある。句会もはじまるので俳句も作らねば。坦々としていれば月日は流れるが、それでいいのだろうか。正月から何とも複雑な気分だ。これ以上何も起きませんように。

戦争に名付け親ゐて滝凍る 文代

小銭四五枚石の祠に氷りつく 孝夫

 『野火』1月号「野火歳時記」より。こんな句も地震と事故の暗喩に思えてきた。

 

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