『木下友爾の百句』という本をいただいた。木下友爾は言うまでもなく詩人。久保田万太郎の「春燈」で俳句も作った。個人的に大好きな俳人だ。著者は現「春燈」主宰で、何度かお会いしている。「野火」の元編集長だった荒巷樹氏と句会を共にしていた時代があったという話を伺ったことがる。

夕東風のともしゆく燈のひとつづつ 木下友爾

町川に町の燈しづむ梅雨入りかな 〃

 友爾は夕暮れが好きだったようだ。この本、これからじっくり、ゆっくり読もうと思っている。