歩いていくと

 

どうしても

空にぶつかる

 

大崎紀夫著『3行詩その他100・2022』より。

 詩集をいただいた。帯は無い。表紙に「電車のなかで浮かんだイメージ・言葉をたぐり寄せて―」とある。俳句は概ね17音という制約があるが、この詩集は3行詩というだけで極めて自由。タイトルも無い。鑑賞や解釈は不要だろう。そういう意味では俳句よりも俳句的かもしれない。

 もい一遍、巻頭の作品。

 

空に傷

 

宇宙の果てで

風とまり

 

 うまく言葉にできないが、ほとんどイメージの塊と言う感じ。

 

 

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