いよいよ今週末くらいから暖かくなるらしい。『新日本大歳時記』講談社を見ると「春の水」「水温む」「春の川」の順に地理に分類され、「水温む」は仲春、「春の水」「春の川」は三春に区分されている。昨日は北風の中、近所の川べりを歩いてみた。「水温む」は少し早いのかもしれないが、この三つの季語を実感した。でも、一句も出来なかった。明日の少し遠出の句会を皮切りに、幾つかある春の俳句大会の投句、月例の句会、ウエブ句会と俳句を相当数作らなければ、という状況になっている。掲げた三つの季語で幾つか作れればと思っているが、この使い分けは中々難しそうである。

フラスコのかたちに在りぬ春の水 内田美沙

夜は月の暈の大きく水温む 岡本眸

春の川指を流してしまひたく 長谷川秋子

『新日本大歳時記』講談社より。

春の水、水温む、春の川。

 

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