パソコンに向かってじっとしていたらうたた寝をしてしまった。腰から下は毛布を掛けていたのだが、肩のあたりが冷えて目が覚めた。俳句関係のことで幾つかやらなければならないことがあったが、気が付いたら夕暮れ。余りにも寒い。秋の雨という風情は無い。冬の陰鬱な雨だ。今日は幸いにも出掛ける用事は無かった。

秋雨やともしびうつる膝頭 一茶

秋の雨しづかに午前おはりけり 日野草城

踏切の燈にあつまれる秋の雨 山口誓子

 電子辞書の季語「秋の雨」から引いた。一茶の淋しさ。草城の達観、誓子の美意識の即物性というところか。

たまに句材を探しに行く郊外。