いつもの場所

ザアア

手を伸ばして何かを掴もうとする
半開きな指と指の間から見える景色は

オレンジ色した夕日だった



ザアア

川の音


振り向けば暗闇に圭が寝てる



ここは昔っからの真夏の隠れ家。

橋の下
まるでトンネルの中みたいに
真っ暗で涼しくて
階段の下には川が流れてる


俺達はその階段の段差にねっころがって煙草を吸ってた

暗闇の中から明るい空を見る

田舎だから周りには田んぼしかなくてよくて見晴らしはイイカンジ


俺の手の平に収まっちゃうんじゃないかってくらい
トンネルみたいな暗闇の空間から見える小さな空の世界



外にでればいくらでもドコニデモ繋がっているでっかい空を仰げるのに

俺はあえて
小さな小さな空が好きだった


なんの話?ってきかれたら
俺の好きな空間の話でおわっちゃうけど



あ ねむいから ねよ
オヤスミ