他人の言う「子供の為に」は、時に人を傷つけることがある。
自分より大切な我が子の話を持ち出され、「子供の為に」しっかりした母親になってくださいは、時に暴力より当人を傷つけることがある。
でも。
大切に思う気持ちや、我が子の愛し方なんて、母と子の数だけある。
隣に住んでる親が、我が子をどんなに愛してるかなんて、分かんない。
「子供の為に」は人の数だけある。
デパートで怒られる子と、怒る親。
登園で急かされる子と、急かす親。
それをみて「子供の為に」と言うのは、
たぶん違うんだろうなと。
僕もよく間違うから。
きっと、たくさん振るってきたんだろうと。
「暴力」を。
もし僕が。
「子供の為に」という言葉を使ったら。
次は。
間違ってもいいから。
優しい言葉を贈れるように。
今から練習しよう。
「暴力」を振るわれたら、すぐに分かるけど、
「言葉の暴力」は、後になって痛み出し、思い出して怖くなり。
人を叩けば、すぐに手が痛むように。
人を傷つければ、すぐに心も痛めばいい。
心が痛めば。
眠れないくらい痛くなれば。
言葉を選べるようになるから。
子育てが終わると。
みんな他人の育児に加わる。
育児は、親と子に関わるすべての人間のモノだから。
子供の熱で、急に仕事を休んだ時、シフトを代わってくれたおばちゃんは、育児に参加してくれた。
電車の中で泣いた我が子に微笑んでくれた中学生は、育児を手伝ってくれた。
育児が終わった僕らの言葉や、目線や、顔は。
より一層、他人に届くから。
それまでに。
すこしマシな人間になれたらと。
そんなことを考えるのでした。
きょうもありがとう。
サトウさん