今回のさい帯血の無届投与ってとんでもない話だよな。
さい帯って言ってもピンとこない人も多いだろうが、
簡単に言うと赤ちゃんがお母さんのお腹のなかにいる時
母体と赤ちゃんをつなげている「へその緒」のことだ。
【読売新聞】さい帯血販売業者逮捕へ…無届け投与加担容疑
【毎日新聞】<さい帯血無届け投与>近く本格捜査 愛媛県警など
私は医療関係で働いているわけではなないので詳しいことはわからないけど、
将来、白血病などの病気にかかった時、自分のへその緒つまりさい帯を持っていれば治療に役立つそうだ。
私が、このさい帯血による輸血を聞いた時、骨髄移植の時に知った記憶がある。
骨髄移植なんていうから、「骨を移植するの?」って思ったけど、
その時「さい帯があれば大丈夫」なんて聞いたことがあったような・・・。
でも、このさい帯はいくら母親だからと言って、子供と一致するわけではないみたい。
それなのに、他人のさい帯で輸血ができるって不思議だ。
でも、一般の輸血を考えれば親子でも、必ずしも同じ血液型ってわけではないもんな。
しかし、今回のこの事件を聞いて、
こういうことはもはや国の機関など倒産しない国営企業でしないと
もはや、繰り返しだと思う。
現在、公的に無償で運営しているみたいだけど、
そのさい帯が使われる対象者は第三者であって、
本人に使われるためには、民間にお金を払って保管してもらう必要がある。
そもそもの話として、このさい帯が必要になるといっても何十年先の話。
その時のために保管する方法は液体窒素を使った凍結設備が必要だから、
一般の家庭の冷凍庫なんかで保管しようと思ってもできないわけで・・・。
つまり、保管には莫大の費用がかかるとなると、
20年先の将来、運営しているかわからない民間企業に預けること自体リスクだ。
もっとも、そういうことをすると国民保険などの保険料が値上がりするかもしれないが、
今後の医療発展のことなどを考えると、しょうがない気もする。
でも、さずがにこのような当時の状態のままさい帯を液体窒素の中で保管している人は多くはないだろうが、
箱などにいれてあの干からびた状態で持っている人は多いと思う。
さすがに、これは使い物にならないのかな?
