「昇段したら竹弓にしたい」
高段者の方々が皆、竹弓を引く姿をみてずっと憧れていました。
竹弓のあの美しさ、弦音…。
そして、射手の技術を良くも悪くもありのままに映し出し、簡単に手を出せないもの…。
そんな「竹弓」。
先生が昇段を機に、これまで使用されていた弓をお譲りいただきました。
「永野一萃」
先生は成りから見て「中り弓」とおっしゃていました。
(弓の形状からして比較的、的中しやすい形をしているという事らしい…。弓の見方はこれから勉強ということで)
初めはなかなか手になじまず「こいつと上手くやっていけるのか…?」と迷うこともありましたが、大三から引き分けの滑らかさは体に吸い付くような感じで、この弓ともっともっと上手く付き合っていきたいと思いました。
そして、ここまで育ててくれたかつての弓へ。
しっかりお礼をしました。審査の控えで(一緒に上にいこう……!)と念じたのは忘れられない。
お疲れ様でした。しばらくは、ほかの人には引かせたくないなぁ。もう少し傍にいててくれ…。(笑)
「竹弓でだらしない弦音は出してはいけない…」 先生の言葉をしっかりと胸に精進していきます。
(余計な話)
この写真。大内宿に紅葉を見に行った時のものです。心が洗われる様です。
一緒に行った友人もきっと心が洗われた、そう思っていたのですが……。
先生から譲りうけた弓に対して……
友人: 「……先生の○○汁の染みついた弓…。『○○り太郎』と名付けよう!←(下品すぎて言えない)」
自分: 「……いえ。永野一翠です…。」
弓の世界を知らない人に伝えることは難しいものですね……。

