9月に開催された関東連合審査で、無事五段に合格!![]()
12年ぶりに弓道を再開した2015年10月から四年が経とうとするところ。
初めての関東連合審査は知らない人と初めての道場で緊張するかと思いきや、むしろ自分にしっかり集
中することができた。
何よりも、外の気温は和服を着ていても調度よく、風もあって最高のコンディション……!
控室は約180人くらいの人達でぎゅうぎゅう詰めの蒸風呂状態。「(無理…!)」となって、一人外でゴム弓
を引き何度もイメージトレーニングをした。
弓手の角度、物見の深さ、大三から引き分けにかけての動線、肩のつかい方……。
自分が少し他よりも意識して整えるポイントを何度も何度も復唱してね。
メンタル管理で一番気を付けたことは人と比べない事。素のまま行けば大丈夫だと言い聞かせること。
今回ダメでも次があるし、ダメなら運がなかったと思えと言い聞かせること。それが案外よかった。
予定では3番だったはずが、落ちに変更しても平気だった……。(一瞬「えー!」
ってなったけど)
普段の自分なら跪座を如何に耐えるかしか考えないはずが、良い意味でのあきらめ感で満たされていた
し……。(笑)
でも、今回は絶対に合格したかった。
今年は初めて国体強化選手に選ばれて、沢山上手い人たちの傍で引かせてもらって、素晴らしい先生
方に沢山ご指導をいただいて、自分に自信がついてきて……。
そして何よりも、先生から竹矢をお譲りいただいたことは、言葉では言い表せないほどの感激と、立派に
成長して恩返しをしなければいけないと決心したから。
先生からいただいた竹矢は、大三から引き分けで鼻元を過ぎると、ほのかに竹の香りがスッとよぎる。
……心が落ち着く……。
射場でも程よい緊張感でよく周りを感じることができた。
「お前は中ると確信するまで絶対離すな!」学生時代からお世話になっている先生の言葉が何度も何度
も頭の中で繰り返されて、気が付けば深い会の中で中りを確信していた。
気持ちの良い束中。弦音は正直あまり覚えていない。
「始まれば終わりがある」誰かが話していた言葉が、ふと頭をよぎった。本当そうだね。
控室に戻ると、同じく審査を受ける女性が声をかけてくださり「いつもあんなに会を持つのですか?!い
けると思いますよ!」と話して下さった。自分はいつも通りなんだが、弓道をあまり知らない友人に自分
の射の動画を見せた時、静止画と間違えられたからな…。(笑)
16時50分、ようやくの合格発表。ホワイトボードに張り出された紙に自分の番号があった時のあの瞬間。
あれは忘れられない。そして、審査の補助をしてくださっていた先生方の暖かいお言葉が大変嬉しかっ
た(長い時間、大変お疲れ様でした)。
今回、五段の合格率は6%。数字で見れば少ないって思うかもしれないけれど、その段位に相応しい射
を引けば結果は必ずついてくるということ。当たり前のようだけど、それが非常に身に染みた審査だっ
た。誰が束中したとか、自分の方が……とか一切関係ない。自分がどうなのかが問題。そして、審査に
自分の本来の状態を上手に持っていくことが大切なんだね。
ここまでこれたのは、本当にたくさんの先生方と日々一緒に稽古をしてくれている弓友達のおかげ。
皆ありがとう。
そして……「ここからがスタート!ここからが本当の修行の始まり!」って先生が言ってた。(笑)
次は錬士。日々修練していこう。