今回、ご紹介するPBWはこちら!
戦国来ちゃいました
戦国来ちゃいましたとはREXiが運営するPBWのゲームタイトルです。
■序
彼女は、眩しい光の奔流に包まれていた。
いつもの生活、いつもの横断歩道を渡り、見慣れたキャンパスの建物を見上げた時、それは突然に起こったのだ。
衝撃は感じなかった。ただ浮遊感だけを覚えている。
──僕は死んだのか
そんな言葉が脳裏に浮かんだ刹那、全ての感覚が戻ってきた。
地面から伝わる暖かさ、虫の声、草木の匂い。
彼女は、むき出しの大地から上半身を持ち上げ、ずれて鼻にかかっていた眼鏡を押し上げる。
青々と茂った雑草の向こうには、見たこともないような田舎の風景が広がっていた。
正直意味が分からなかった。自分は、たった今、明治通りに居たのだ。かやぶき屋根、ワード「白川郷」で画像検索したような建物があるはずがない。
反射的に、視線は左手の定位置、スマホへと向いていた。画面には、予定の授業に間に合う時刻が小さく表示されている。
「ここは何処っ‥‥」
しかし、Siriは何も答えてはくれなかった。無線LANはおろか、携帯電波すらもここには届いていないからだ。
刻は寛永15年、江戸の世にまた一人、新たな「来世人(らいせびと)」がやってきた。
■鬼
鬼――それは、10年ほど前に突如として現れた、荒ぶる異形。人を殺め喰らうバケモノ。
姿形は様々だが、共通しているのは、人間を襲い、危害を加えようとする悪意。
平和だった徳川の世は鬼の出現により、戦国時代に戻ったような、殺伐とした世界に変わってしまった。
鬼の生態について、まだ多くのことが分かっていない。特記すべきはその再生能力。氣を操る一流の武人を除き、大和人には、完全に滅する術が無いことだ。
■来世人
来世人(らいせびと)、すなわち現代からの来訪者を、寛永期の人々はこう呼んだ。
鬼の荒魂を滅し、妖怪や怨霊を成仏させる法力を操り、また、幾つもの神の業を顕示する。
今日の彼らの地位があるのは、5年前に十数人の来世人を庇護し、将軍「徳川家光」にその存在を説いた伊達政宗公の尽力に他ならない。
それを契機に、将軍家、諸大名、朝廷までもがその理解に動いたからである。
彼らが初めて来世から訪れたとされる時期には諸説あった。
熊野三山の山伏は100年以上前であると云い、また、朝廷の陰陽頭は10年ほど前であろうと語った。
そして、本来ならば、決して有り得てはならない帝の言葉(詔(みことのり))が、将軍や諸大名に伝えられる。
それは、秘書として伏せられていた「金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)」の六ノ巻の存在と、その内容であった。
平安時代に安倍家によって編纂された六ノ巻には、近年の鬼や妖怪の跋扈と、来世からの神使(つかわしめ)の降臨が予言されていたという。
もう迷い、疑う必要はなかった。
刻がたち、最大の功労者たる政宗公は、病症により臨終を迎える。最後に、懇意としていた来世人へ、この世の行く末を託す意を込めた句を詠んだとされる。
現在、徳川幕府は、来世人を手厚く保護し、武士階級に相当する地位を与えている。また、鬼や妖怪退治の褒賞として、その生活やギルドを支援している。
■来世人ギルド
「いらっしゃい。新作の武器もあるよ。ぜひ見て行って!」
伝統的な和風家屋の一室に、バラエティな品々が所狭しと並べられている、なんとも不思議な光景だ。日本刀や弓矢から、電子機器やバイクまで売っている!
また、不定期ではあるが、ガソリンや現代の弾薬なども入荷することがあるらしい。
――ここは来世人のための、来世人ギルドが経営する商店だ。
来世人ギルドとは、来世人が存分に力を発揮できるよう、その活動をサポートしてくれる互助団体だ。
物を売買する他にも、鬼退治の仕事の斡旋など、様々なサービスを提供してくれる。
来世人ギルドを運営しているのは、君より早く来た先輩の来世人たちだ。
彼らの試行錯誤と努力研鑽のお陰で、こうした便利なギルドの恩恵を受けることが出来るというわけ。
もちろん、何事もコストがかかるわけで、タダとはいかないのだけど。
ということで今回は戦国来ちゃいましたの概要について軽く紹介させていただきました!
詳しい内容は戦国来ちゃいましたの公式ホームページを見てくださいね!
それでは最後まで見ていただきありがとうございました。
戦国来ちゃいました

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■序
彼女は、眩しい光の奔流に包まれていた。
いつもの生活、いつもの横断歩道を渡り、見慣れたキャンパスの建物を見上げた時、それは突然に起こったのだ。
衝撃は感じなかった。ただ浮遊感だけを覚えている。
──僕は死んだのか
そんな言葉が脳裏に浮かんだ刹那、全ての感覚が戻ってきた。
地面から伝わる暖かさ、虫の声、草木の匂い。
彼女は、むき出しの大地から上半身を持ち上げ、ずれて鼻にかかっていた眼鏡を押し上げる。
青々と茂った雑草の向こうには、見たこともないような田舎の風景が広がっていた。
正直意味が分からなかった。自分は、たった今、明治通りに居たのだ。かやぶき屋根、ワード「白川郷」で画像検索したような建物があるはずがない。
反射的に、視線は左手の定位置、スマホへと向いていた。画面には、予定の授業に間に合う時刻が小さく表示されている。
「ここは何処っ‥‥」
しかし、Siriは何も答えてはくれなかった。無線LANはおろか、携帯電波すらもここには届いていないからだ。
刻は寛永15年、江戸の世にまた一人、新たな「来世人(らいせびと)」がやってきた。
■鬼
鬼――それは、10年ほど前に突如として現れた、荒ぶる異形。人を殺め喰らうバケモノ。
姿形は様々だが、共通しているのは、人間を襲い、危害を加えようとする悪意。
平和だった徳川の世は鬼の出現により、戦国時代に戻ったような、殺伐とした世界に変わってしまった。
鬼の生態について、まだ多くのことが分かっていない。特記すべきはその再生能力。氣を操る一流の武人を除き、大和人には、完全に滅する術が無いことだ。
■来世人
来世人(らいせびと)、すなわち現代からの来訪者を、寛永期の人々はこう呼んだ。
鬼の荒魂を滅し、妖怪や怨霊を成仏させる法力を操り、また、幾つもの神の業を顕示する。
今日の彼らの地位があるのは、5年前に十数人の来世人を庇護し、将軍「徳川家光」にその存在を説いた伊達政宗公の尽力に他ならない。
それを契機に、将軍家、諸大名、朝廷までもがその理解に動いたからである。
彼らが初めて来世から訪れたとされる時期には諸説あった。
熊野三山の山伏は100年以上前であると云い、また、朝廷の陰陽頭は10年ほど前であろうと語った。
そして、本来ならば、決して有り得てはならない帝の言葉(詔(みことのり))が、将軍や諸大名に伝えられる。
それは、秘書として伏せられていた「金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)」の六ノ巻の存在と、その内容であった。
平安時代に安倍家によって編纂された六ノ巻には、近年の鬼や妖怪の跋扈と、来世からの神使(つかわしめ)の降臨が予言されていたという。
もう迷い、疑う必要はなかった。
刻がたち、最大の功労者たる政宗公は、病症により臨終を迎える。最後に、懇意としていた来世人へ、この世の行く末を託す意を込めた句を詠んだとされる。
現在、徳川幕府は、来世人を手厚く保護し、武士階級に相当する地位を与えている。また、鬼や妖怪退治の褒賞として、その生活やギルドを支援している。
■来世人ギルド
「いらっしゃい。新作の武器もあるよ。ぜひ見て行って!」
伝統的な和風家屋の一室に、バラエティな品々が所狭しと並べられている、なんとも不思議な光景だ。日本刀や弓矢から、電子機器やバイクまで売っている!
また、不定期ではあるが、ガソリンや現代の弾薬なども入荷することがあるらしい。
――ここは来世人のための、来世人ギルドが経営する商店だ。
来世人ギルドとは、来世人が存分に力を発揮できるよう、その活動をサポートしてくれる互助団体だ。
物を売買する他にも、鬼退治の仕事の斡旋など、様々なサービスを提供してくれる。
来世人ギルドを運営しているのは、君より早く来た先輩の来世人たちだ。
彼らの試行錯誤と努力研鑽のお陰で、こうした便利なギルドの恩恵を受けることが出来るというわけ。
もちろん、何事もコストがかかるわけで、タダとはいかないのだけど。
ということで今回は戦国来ちゃいましたの概要について軽く紹介させていただきました!
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それでは最後まで見ていただきありがとうございました。