ハロー☆佐藤糸です。
今日はこんな写真から
宮部みゆきさんの本。
もう言わずと知れたストーリーテーラーですが、
佐藤糸は彼女がこれほどに世に出る前から
結構読みまくっておりまして。
中でもこのシリーズは随一。
こういう不思議物を描くとき、
彼女の真骨頂を見るのです。
RPGとか模倣犯も
有名どころではあるのです。
面白いとも思うのですが、
こう、
芯の部分を考えさせられるのは
この本。
ここでこの本たちのあらすじを少し。
江戸3本の指に入るほどの袋物屋
三島屋には不思議の話を聞いて捨てするのが決まりごとの
黒白の間がある。
話の利き手は三島屋の姪おちか。
そんな彼女も内側に闇を抱えていた。
それが癒されて、溶けてなくなる日まで、
この不思議の話を聞く百物語の収集は
続くのだ。
この本は
1つ目のあやかしが
おちか自身の話も含まれ、
どちらかというと
トーンも重い感じ。
2つ目のあんじゅうは
人間に触れられると傷つき、
小さくなってしまうけれど、
でも、人が好きで、人のそばにいたい
という矛盾を抱えた獣と
それと一緒に暮らした夫婦の話。
3つ目の
泣き童子は
2つ目の最後の話が
引っかかったように
蔦のように、つるのように
全編に巻き付いている感じ。
そのつるをおちかが振り払う事で、
自己肯定をしていく話。
4つ目の三鬼は
おちかが未来を見始める話です。
今回この4作目を読んで、
明るい方へ向かっていく
道筋が全部立ったと思い、
ここで出してみようと思ったのです。
4つ目の話では
語られる中のものと
自分自身をおちかが引き比べて、
そうならないと
自分で考えて、結論を出しているのです。
おちかは
訪れる人の話を受け止めます。
受け止めて、
受け止めることで、
人の気持ちを変えてしまえるという
許受力の高い行動に出ています。
彼女は最初はちょっと暗い感じの
お嬢さんだったのですが、
冊数を重ねるごとに
明るく、受け止める力も強くなっていくのです。
この三鬼は今までの分は
主人公のおちかは
話を聞いていくだけだったのですが、
こうあってはいけない、
頼ってきた人の為に外でよう
とおちかが行動する内容になって
いまして、
必要な
チャンスには乗ってみる。
その機会があったら
ちゃんと乗るのは
必要。
そういった事を三鬼では学べるので、
ぜひ読んでみて☆。
佐藤糸の企画。詳細はこちら☆
