『検査の結果、悪性でした。』
と電話で伝えた夜、院長からメールが届く。
(以下、抜粋)

《治療のために、仕事のことはあまり考えないで。早く検査が進んで、早く治療に進めることが肝心》
《ご自身の体、第一で治療して。satoueさんは、かけがえのないスタッフ。治療が完結して、一緒に働けるのが一番》
《体のことを第一にしばらくは行動して。お子さんたちのためにも、治療頑張ってください。応援しています!》

検査結果を聞きに行く前に、もし悪性だった場合、今後の仕事の仕方についてご相談したいです、と伝えていた。
辞めたいわけではないし、できれば仕事を続けたいけれど、復帰まで時間がかかるかもしれないから、時短勤務、パートになる、休職する、退職する、ということも考えていること。
診療が円滑にすすむように、必要に応じて早めに新しい人募集してください、とも伝えていた。
院長は笑って『そんなの大丈夫だから』と言っていた。

たいしたスタッフではないけれど、そんな私でさえも、休みが続けば迷惑をかける。
【人手不足が続くのはきつい】と思っているだろうけれど、思いに寄り添って、わざわざ連絡をくださる上司の優しさが、本当に嬉しかった。

ここで働き続けたい。と心から願う。

でも、迷惑はかけたくない。
迷惑をかけない、ように治療するのは不可能。
どうしたらいいか、わからなくなる。

生きるための選択を、どう生きたいかの選択を、自分自身の思いを第一に…

あぁ、夫よ。
話したいことが沢山あって、溢れてるよ