だるくてまだ温い空気を感じる重い身体を、眠りかけた意識と共に叩き起こしてみる



しんどいわけではない
あくまでもだるいだけ






ひたすらに意味のなかった昨日の行為
それに対しては別に悲しくもなく、嫌悪感を抱くことも一切ない





『ん…』






少し溜め息を吐き出してみるとあのとき感じた唯一の感情が思い出された嫌になるくらいの、虚しさ







その虚しさにプラスされた、息が止まるくらいの愛しさだけ













『ああ、』














今日も今日とて





酷く、憂鬱






物珍しささえ写さなくなったあなたの眼には















今なにが写っているの?












『なんて…、ネ』











干渉が酷く滑稽に思えてきて、つい嘲笑いたくなった






劣等感も、いまだに消えない






もちろん、自分に対しての、だ













ふと、手に温もりが沁みる









貴方が目覚めてなんとも言えぬ感情を浸り出すまで、













あと、何秒?










貴方も、




私も、














異常心臓発作