しかし、乱視は乱視。
特に本やモニターを見る時は
目に力を入れてしかめっ面で見ることが
多いので、近距離用のメガネもこの際だからと
作ることにしました。
文庫本などは字が小さくて読めないし、
単行本でも脚注などは普通小さいので読みません。
ですがそのメガネで文字を見ると、
ハッキリ見えることは当然のことながら
なんと文字が太く黒く大きく
見えるのが不思議です。
老眼で本の文字にはピントが合わせられず
ボケてしまうと、文字の黒い部分がボワッと
広がり、ベースの白い部分もボワッと
広がります。
白と黒の広がった部分がある程度
重なるので、黒がグレーに見えていたようです。
しかも、古い本だと文字がより
小さい上にインクが薄くなっています。
あんなに小さい文字を良く読めたもの。
それが重ならなくなってクッキリスッキリ。
違うものを見ているようです。
元気が出て、読みたくて購入していたのに
字が小さくて読むのをあきらめていた
古本を数冊引っ張りだしてきました。
試してみるとハッキリ見えるので
しばらく楽しめます。
モニターはモニターのドットのギザギザ
までが鮮明に目に迫って来てビックリ。
裸眼ではかなりボケて2重3重に
見えているので、あまりの違いに
驚くばかりの現在です。
若い時はこんなふうに
見えていたのでしょうか。
ここまで鮮明に見えるようになると、
モニターを4Kとか5K対応に
したくなりますね。
さぞかし美しい画像が見られることでしょう。
ちなみに必要なかった遠距離用のメガネで
カメラを覗くと、手動でもキチッとピントを
合わせられることを発見しました。
撮影に使えるので無駄には
ならなかったようです。
良かった良かった。