今回は

確定拠出年金

のデメリット編その2です。

 

度々ですが確定拠出年金について改めて確認!

確定拠出年金とは

○ iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。

○ iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。

○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。

等々

(iDeCo公式サイトより)

 

デメリットは2つあります!!

それは

①手数料

②税金

とお伝えしておりました今回は2つ目の「税金」についてお伝えします。

(①手数料についてはこちらをどうぞ)

 

『確定拠出年金は税金面で有利だ』と言うお話だったかと思います。

しかし、有利な部分だけでなく税金について注意しなくてはならない事もあるのです。

私はこれが最大のデメリットだと思っています。

①でお伝えした手数料と近い部分もあります。

 

確定拠出年金には『特別法人税』と言うものがあるのをご存じでしょうか?

〇特別法人税

確定拠出年金制度で積み立てられた年金資産には、法人税法上、積立金の全額に一律1.173%の特別法人税が課税されることになっています。 なお、特別法人税の課税は、現在、停止されています。

(確定拠出年金公式HP 用語集より)

 

ポイントは『積立金の全額に一律1.173%の特別法人税が課税』と言うところです。

「法人税とあるから個人の私には関係ない」と言う方は間違いで、個人の積み立てられた年金資産にも課税されます。

もし年率1.173%の税金が積立金に課税され、①で述べたような手数料が取られ続けたら一体何%の運用実績を出せば将来貰える年金が積み立てた分より多くなるのでしょうか?

ちなみにこの特別法人税は現在停止されていますが、3年に1度見直しがなされ解除されるか再度凍結されるか決められます。実近では2020年3月末まで停止だったのですがその後の情報はまだ更新されていません。恐らく再凍結かと思いますが、3年ごとにどうなるのか気が気じゃありませんよね。

 

思い出していただきたいのは『確定拠出年金は原則60歳まで取り崩せない』と言う事です。

加入するときに良いと思ったものが、どんなに不利な状態になったとしても解約ができないのですドクロ

 

確定拠出年金のメリットとされているものも

・所得控除⇒所得税率が変わったら?

・退職所得控除、公的年金控除⇒制度が変わって非課税枠が下がったら?

・手数料⇒運用中、給付時の手数料が上がったら?

どんなに変わっても途中解約できません。

 

途中解約できない事が『強制的な貯金で自分にとっては都合が良い』と言われる方もいますが、上記のようなことを想定してもそのように言えるでしょうか?あせる

 

もちろん、特別法人税についてどのパンフレットにも記載はあるのですが、とても小さく書いてありますガーン

知られたくない内容で意図してわかりにくく書いているようにしか思えないのは私だけでしょうか?

 

何事も、決断の前にはメリット・デメリットをきちんと理解しておきましょう!!