プロジェクトチームの解散と新店舗の話がストップするまでにいろいろなことがありました。
まずGくんそのものがこのプロジェクトをよく理解していないようでした。
A社長は「すしTT」が勢いに乗っており、北新地で2店舗目をオープンさせる思いがあったのです。
本業が別にあって別業態の飲食店、しかも北新地で2店舗流行らせればまた道は大きく広がるのです。
しかしながらGくんは今、やってる店が別の場所で再オープンするくらいの感覚でした。
郊外の田舎町でやってる店そのものを北新地で通用すると思っていたのです。
20数年なにも進化も変化もせずに来たらこんな風になってしまうのか…と思わずにはいられませんでした。
悪いですけどGくんの焼鳥が北新地でそのまま出てきたらお客さんは怒りだしたと思うのです。
北新地で赤提灯の焼鳥を食べたいとは誰も思わないのです。
しかもその当時、自分の店で使っていた時代遅れの皿や茶碗などを新店舗で使うつもりでいたのです。
店舗プロデュースと器の専門家であるU社長がプロジェクトチームになんのためにいるのかがまったく理解していなかったのです。
それに焼鳥屋を数店舗やっているM社長がなんのためにいるのか?Gくんの焼鳥では通用しないので技術面その他の指導と改善をするためなのです。
Gくんは20数年やっていたというよりも20数年前から同じことしか出来なかったということなのです。
日数が経過するにつれて20数年のキャリアそのものがまったく通用しないということがハッキリと見えたのです。
しかもGくんがやっていた店舗をどうするか?…もちろん本人はまったく動かず…というよりも動けなかったというのが正解なのですが…
いつまでも未練がましく解約しないのです。
もちろん後片付けするにもやっぱり100万単位のカネがかかるわけです。
それで筆者が買い手を見つけてきたのは以前も書いた通りなのですが…買い手の方は筆者の出した条件を快く承諾してくれました。
ところがなにを思ったのか、Gくんは
「もっと高く売れる!」と思ってしまったのです。
だいたい店舗権利が高く売れるのはよっぽど場所が良いか、今やっている店が流行っているのが条件なんですよ。
Gくんの店は駅近くではあるものの、夜になると人の行き来もなくなるような場所ですからね。
それで筆者が見つけてきた買い手も呆れてしまい降りることになってしまいました。
それでもうお1人店舗権利を買いたいという人をGくんが見つけてきたのですが一言
「ちょっと1人でやるには広すぎる」
とだけ言うて断られたらしいのです。
今度は行くあてのない店舗が宙ぶらりんになりました。
続く...