さあ、いよいよ最後のパートです。
山中湖きららを出て少しロードを走りトレイルに入ります。
鉄砲木の頭と呼ばれる頂上までひたすら登ります。
きららをスタートする時にやや寒さを感じたのと周りにいた人達が皆着込み始めたので私も下にパタゴニアのシャカシャカ、上はパタゴニアのキャプを着ました。
トレイル登り初めて数分で、
「これは暑い😵」
すぐに上下を脱ぎ、アームをして再スタート。
またもやノンストップで上まで行けました。
実はきららまでは40時間ペースで来ていたようですが、各エイドの滞在時間が伸びてしまい42時間ペースになっているのはわかっていました。
山頂からは緩やかな気持ち良い下り。
とても気持ち良いのですが、このパートが1番きついのはわかっていました。
このあと果てしない登り下りが続くのです。
寒さはあまりなかったのですが、眠さがやってくる。
カフェインのサプリをとりましたがあまり変わらず…
とにかくこの二重曲峠までのパートは距離はないのですが、目が回りそうで辛い…
時々休んで目を瞑りながら進みました。
同じような事をしているランナーも多数。
この辺りから胃がムカムカし始めて、手持ちの食料がうまく食べれない…
石割山(実際には通りませんが、すぐ真横を通ると二重曲峠まではもうすぐです)はどこだっけ?
と呪文を唱えながら進みますが、なかなかつかない…
半分諦めの境地に入った所でやっと石割山の隣の分岐に到着。
やっとの思いで二重曲峠に着きました。
とりあえず何か食べようと思うものの、エイドにあるのは袋に包まれたパン。
あんぱんとか何かだったと思うのですが、それを食べる気分にはならず。
コーラを一気に飲み地べたに座る…
けえこさんに眠さアピールの自撮り🤳
5分だけ寝たかな❓
知り合いも何人か会いましたが、皆つらそう…
でもここからがまたまた辛いところ。
みんなも疲れているはずだからその波に乗って進んで行こうとエイドを出発。
ここからは眠気と吐き気との戦い。
途中途中で休みを入れながら進むと目の前に白い壁が見える。
よく見るとお城?
やばい、これは幻覚だ…
前のランナーさんの明かりが固まっていると、それが何故だかお城に見える。
毎度お馴染みの幻覚です。
何か食べようと口にあれこれ入れるのですが、入らない…
やっぱり眠い…
この繰り返しでなかなか杓子山に辿り着かない。
やっと一つ目の岩岩の登りにたどり着くも、ここはかなり渋滞中。
前後のランナーと話ながらゆっくり進む。
岩岩がかなり険しいのでここで完全に眠気は吹っ飛ぶ。
わかってはいるのですが、この杓子山も山頂に着くまでがかなり長い…
力を振り絞りなんとか山頂にたどり着く。
ここからは激下り。
右足の爪の影響もあり、うまく下れない…
前の人達はかなりペースよく降りていく…
やっと険しい下りが終わり、日も明けて来たらめちゃくちゃ眠くなる。
最後のりんどは小走りしながら寝てました。
最後の富士吉田エイドへ到着。
ここには知り合いのUKさんがいる。
極太の吉田うどんをいただく。
たくさん食べようと思ったもののイマイチ噛みきれない…
とりあえずスープを2杯飲み込む。
もう絶対完走出来ると確信して出発。
途中自動販売機を見つけてドリンク購入。
何を買ったか覚えていない…
ロードを抜けて霜山へ。
前回暑くて死にそうになったところ。
もちろん走る元気はなくパワーウォークで進む。
途中までは快調だったものの、途中で気持ち悪くなり休憩挟みながら進む。
胃が空っぽなので力が入らない。
眠い、眠い、眠い…
霜山は道のりが長く、なかなか山頂に着かない…
何回も吐きそうになるが、胃液しか出ない…
気持ち悪い…
やっと山頂について下りになるが、右足の親指の爪が限界の痛さで早く下れない…
本当ならば駆け降りたい所なのですが、我慢、我慢…
やっとの事で富士急ハイランドに着く。
ここでけえこさんに電話、と共に急に涙が出てくる。
あまり周りに人がいなかったのですが、号泣してました。
完走出来る!
しかもまあまあのタイムで行けそうだ!
でも走れない…
爪が痛い…
そしてコニファーフォレストの入り口に着きまずは小林パパに会う。
各エイドで毎回声がけしてくれた優しいパパ。
パパの顔を見てまた泣いてしまう…
さあ、人がたくさん見えてきた。
少し走ろう、よし走れる🏃♂️💨
ブロッコリーのヒデキさんにおめでとうと声をかけられる。
とすぐに厚木大学の学さんにも大声で声かけをしてもらう。
ここでけえこさんに会い、服部先生、ミナさん、ともくんの声が聞こえる。
よし、走ろう!
ゴールしました🥅
会心の笑顔でゴール出来ました。
正式なタイムはいまだにわからないのですが、42時間36分くらいかな?
なんと過去2回より3時間も早い。
でも、そんなことよりも、まったく走れなかったところからきちんと完走出来た!
この喜び、達成感は過去の完走とは比べ物にならないくらい嬉しかったです!
まずは諦めずに頑張ってよかった!
そしてけえこさん、ありがとう!
本当に感謝しています。
原澤治療器の原澤さん、なかなか言うことを聞かなかったですが、ここまで走れるようにしてくれてありがとうございます。
JR田中さん、走れない時もメニューをしっかりと課していただきありがとうございます。
練習は時に厳しいなあと思う時もありましたが、しっかりとメニューをこなせた事がレース前の自信になりました。
若葉台接骨院の服部先生、ともくん、ホグレルジムのミナさんにも本当にお世話になりました。
そしてこのレースを見守ってくれたであろう、mieさん、本当にありがとうございます。
そして残念ながらレース中には会えなかった刈り上げさん、お疲れ様でした。
そしてこれまた会えなかった、KAIに出ていたモカさん、おめでとうございます!
何回もお会いしたエリさん、ありがとうございます!
あとはレース前、レース中、レース後にお会いしたたくさんの人達、本当にありがとうございました!
また来年とはいかないとは思いますが、またしっかりと練習してチャレンジしたいと思います。