今日は、少し趣向を変えて、

都留晃一さんのグループセッションでの

質疑応答を交えながら、まとめてみました。

 

日々の考え方のご参考になればと思います。

 

 

 

この三次元世界で、私たちの行動を突き動かしている

根本原因は、そのほとんどが恐れにあるようです。

 

その原点として、肉体を維持するために仕事をします。

生活基盤の恐れですね。

 

より快適に、よい環境、よい待遇を得ようとがんばります。

 

基本的な環境が整うと、その維持に躍起になります。

 

せっかく築いた環境を失いたくないからです。

 

周りの人とうまくやるために気を遣い、より優れようと努力します。

 

誤解されないよう、悪く思われないようにと最新の注意が必要となり、

常に気が抜けません。

 

持たないことを恐れ、持てば失うことを恐れます。

どんなものも手に入れた途端に壊れ始めるのがこの世の儚さです。

 

基本的にこの社会は、

すべて恐れから創られていると言ってもいいほどです。

 

そして、この恐れを解消するために、私たちは、

常に外側に対処しようとします。

 

しかし、恐れの原因は、すべてあなたの内側にあるのです。

 

 

 

Q自分の場合は、やはり病気になることを恐れてしまいます。

 

どうして、病気を恐れているのでしょうか。

 

Q自由が失われるからです。

 

病気になったら自由が失われると思っているのですね。

本当にそうでしょうか。

 

Qそんな気がするのですが…。

 

それは、やはり誤解なのですね。

私の知人で、究極の千里眼の方がいます。

 

彼は、突然、原因不明の病気で、十三年間寝返りひとつもできない状態で

入院していたそうです。

 

年月が過ぎていくたびに、医者からも見放され、誰一人お見舞いにも

来てくれない。

 

本当に孤独、ひとりぼっちです。

 

できることは何だと思いますか。

 

「内側との対話」以外、何もできない…。

 

自分の内側を見つめ続けることしか、彼にはできなかったのです。

 

で、十三年後にすべてのことがわかった。

 

この世の現実から目覚め、結果、最高の自由を得たのです。

 

それは、その人が動けなかったからでしょう。

 

身体の不自由さをきっかけに、究極の能力を授かったのです。

 

人のことがわかるだけではなく、山に聞けば山から答えが返ってくるし、

動物や草花、何とでもお話ができるそうです。

 

この間は、別府湾に行って、別府湾と会話したら、

ここがいつ頃できて、どう変化していったかまで全部教えてくれたそうです。

 

Qそれから病状はどうなったのですか?

 

目覚めると、病気でいる必要がないですから、今は正常な身体に戻っています。

医者が治したわけではありません。

 

誰が見ても絶望的な状態であった患者が、十三年間死ななかったのです。

 

身体が動かないと不自由だと、私たちは感じますが、

それは、外の世界に対してなのですね。

 

内側はいつだって自由なのです。

 

医者からも見放され、誰も来なくなって、初めて自分の内側との

対話が生まれた。

 

そんな人を憐れだと決めつけられるでしょうか。

ちっとも憐れじゃないですね。

 

今のその人を見たら、

この十三年間が、どれほど素晴らしい十三年であったことかわかります。

 

思いがけないことが起きてくるのは、その人にとって必要なことだから

起きている。

 

そう考えてみては、いかがでしょう。

 

 

自分の内側にある、ゆるぎない真実と出逢うことによって、

彼は、最高の自由と喜びを与えられたのです。