潜在意識と顕在意識 | 諭す育児~月間200人以上の子どもと接する元幼稚園教諭が伝えたい子育てブログ~

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親子カフェを夫婦で経営中。教諭と保護者、両面の視点から育児についてお話しします。

こんにちは。
名古屋市西区の親子カフェ『cafemini』の
笹岡ありです。

タイトルの『潜在意識と顕在意識』とは??


潜在意識
 意識出来ない(していない)部分。
 自覚される事なく、行動や考え方に影響を与える意識。
 心の奥深い層に潜んだ意識。

顕在意識
 意識出来る部分。
 潜在意識とは逆に、心中に明瞭に自覚されている意識。 
 頭の中に浮かんでくる。

この二つの意識が、
どのように育児に関わってくるのかをお話します。

まず、顕在意識というものは、
小学校高学年頃から形成され始めますキラキラ

それまでは、潜在意識むき出しで、行動をしたり、考えたりします
そして、顕在意識が形成されるまでに受けた影響は
大人になってからも影響を及ぼしてしまいます

例①
普段から子どもに注意ばかりしている親が
病気の時だけ優しい
⇒子どもの潜在意識
 『病気になるといいことがある』とインプットされます。
 すると、大人になって病弱になる可能性が出てきます
 これは、潜在意識の中に
 『病弱な方が得をする』という情報が入っているためです。

例②
子どもの言葉に耳を傾けず、常に、
「あっちにいって静かにしてなさい!」
「おとなしく言うことを聞きなさい!」などの言葉掛けをする。
⇒子どもの潜在意識
 『静かにする事、おとなしくする事が良い事』
 『目立つと怒られる』とインプットされます。

 すると、自発的な行動が出来にくくなり、
 指示待ちになってしまう可能性が出てきます
 これは、潜在意識の中に
 『親の言うとおりにしないと…』
 『目立たないようにしないと…』という情報
が入っているためです。

このように、
子どもの頃に潜在意識に傷を与えると、
将来トラウマになって出てきてしまいます

そうならない為にも、
顕在意識が形成され始める前の時期を特に大切にし、
子どもの言葉に耳を傾けること、
そして一人の人として尊重して接していくことをオススメします

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