東京で最初に住み込みで建築関係に就職した。周りは先輩だらけだったので気を使うという一つの武器を覚えた。俺にとっては大きな成長だった。しかし毎日朝早く力勝負で技術のない俺は毎日が苦痛だった。マイナス思考な性格なのか俺はすぐに逃げる事ばかり頭をよぎった。弱い人間だ。それからすぐに辞めて色んな仕事に就いたがまたすぐに辞めてしまった。あの頃の俺はみかけだけの根性なしだったとおもう。すぐに嫌なことから逃げようとするこれといった明白な目標のない俺は毎日が苦痛だった。それから仕事をしなくなった俺は二十歳の時すでに顔が荒れていた頃の目付きに変わっていた。自然と東京でできた友達も同じ連中の集まりだった。他人を傷つけてはストレスを吐き出した。また馬鹿な俺は暴力を使っていた、