大宮妄想小説、BLです。

ご理解のある方のみ、どうぞ。

苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。

 

 

遅くなりました💦

 

 

こちらは夜の影シリーズの番外編です♪

 

夜の影↓

 

One Love(夜の影 続編)↓

 

本編を読んでいなくても

楽しめる内容になっているとは思います!

 

本編が気になる方は、上からどうぞ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和也side



「………ん、あ…っは……ん、っ」

「ハァ……ハァ………っく、」



汗に濡れて
ずっと ナ カ を攻めていた智が。

ぎゅ…っと 締 まった
内 壁 に呑まれて。

我慢できずに
俺の上で、そのまま続いて
果 て を 迎 える。



「………ハァ……ハァ…………」

「………ん、っ……さと、し………」

「……………ん………………」



甘えた声で
名前を呼べば。

察した智に
すぐに深いキスを落とされて。

ク チ ュ…っと
水 音 を響かせながら。

繋 がり合ったまま
ゆったりと、互いの 舌 を 絡 ませる。





空色のライトに照らされた
壁や天井、至る所に散りばめられている
真っ白な雲。

もくもくとした
綿雲みたいな形になっている照明。



空の上にいるような感覚に陥るような
部屋を包み込むたくさんの雲と
青白い明かりの中で。

一緒に風呂に入って
身体を綺麗にさせた俺達は。

ふわふわと
二人で空へと昇るような
せ っ く す をした。





全身隈なく
キスを落として。

中でも俺の好きなところを
丁寧に愛してくれた智。



智の膝の上に乗って。

唇で優しく
胸の 尖 りを 食 まれながら。

最 奥 へと入り込むように
下から押し上げるように 揺 らす
その 腰 つきに。

智の肩にしがみついて
素直に キ モ チ イ …って声を出して。



み だ ら に 喘 ぐ俺を見ては。

かわい…って何度も呟いてくれる
今にも溶けそうな…優しさを含んだ目に。

智の”すき”が伝わってきて。

それだけで
もう。

イ きそうだった。





”すき”って
囁けば囁くほど。

行 為 に
夢中になってく智に。

底の見えない互いの想いが
一つになって、混ざり合って。



同じ指輪をはめた手を
絡 め合わせて。

永遠の愛を誓ったあの時と
変わらない愛を。

言葉と身体で
伝え合う。





同じタイミングで
果 てを見て。

舌を 絡 ませ合いながら
徐々に 弛 緩 してく身体に。

ふ、と
身体を離した智が。

近くに置いてあった
ペットボトルを手に取って
中の水を口に含んで。



そのまま、もう一度
俺の唇に自分のを寄せて。

絶え間なく声を出し続けて
少し掠れ気味の喉を、潤してくれる。



「………まだ、いる?」

「………ん……ちょーだ、」



こんなに甘やかされてもいいの?
っていうくらい。

どこまでも、俺のこと
甘やかしてくれる智。



智と出会って教えてもらった
愛されることの幸せや
すきな人と身体を重ねる多幸感は。

月日を重ねるごとに
どんどん、どんどん、増していって。



たくさんの幸せを
与えてくれた智のこと。

自分の全てで愛したい…って。

ずっと、ずっと。
それだけを願ってる。



「……いま、何時?」

「ん……まだ、日付も変わってねーべ。」

「じゃ…まだできるね。」

「あ、和が や ら しい顔した。」

「なによ、そっちもじゃん(笑)」

「んー…でも…ちっと腹減った。」

「なにか食べる?」

「なにも持ってきてなくね?」

「そこ…冷蔵庫みたいなのあるけど。」



でも、まさか
なにか入ってる訳ないしね、
なんて言いながら。

智の腕の中から抜け出て。

とろりと溢れた智の熱に

ちょっとあわあわしながらも///

部屋の端に置いてある
ホテルの小さな冷蔵庫サイズの棚を
んしょ…っと開けてみる。



「………………ぁ、」

「ん………なに?」



ドアをぱかっと
開けたまま。

固まってしまった
俺に続いて。

後から来た智が
その中をひょこっと覗いて。

お…っと。
俺と似たような反応を見せる。



「…………おも、ちゃ?」

「…………だね、」

「うわ…すっげぇ色々あんだ。」



開いた棚の中に入っていた
様々なおもちゃ。

オ ト ナ が 愉 しむためのおもちゃが
バリエーション豊かに、色々入っていて。

聞いたあるような
定番のものもあれば。

これ…どうやって使うんだろ、
みたいなものも入っていて。

後ろから手を伸ばした智が
一つを手に取って。

まじまじと
い び つ なカタチをしたそれを眺める。



「これとか…
使い方すら分かんねぇな(苦笑)」


「………ね、」

「………どした、かず?」

「……………」

「こういうの…苦手?」

「苦手…っていうか…」

「………………」

「なんていうか…こう…
あんまいい思い出…なくて、」


「………………」

「昔…高校の時に…ちょっと、ね。」



強制的に イ かされる感じが
怖かった。



潤とまだ出会う前。

寂しさを紛らわせてくれる
夜の相手を探して。

道端に立って。
知らない人に身 体 を 売 って。

ぽっかり空いた心の穴を
偽りの愛情で埋めて
誤魔化していた、あの頃。



ある時出会った男性が。

まさに…
そういうのを使うのが大好きな
男の人で。

止めて、と言っても
止めてもらうことなんて
できないまま。

何度も、何度も
一晩中 イ かされて。



気 が 狂 いそうな 快 感 に。

初めて。
快 楽 が怖いと思ったあの夜。



あの時から…

身 体 を 売 る時は
そういう人を避けるようにして。

直接 交 わってくれる人だけ
選ぶようにしていた。



「…………なんか、ごめん、」

「………………」

「やな話…しちゃった(笑)」

「………………」

「ね…戻ってもっかい……」



気を取り直して
バタン、と棚の戸を閉めて。

智の手を引いて
ベッドへ戻ろうと振り返った
次の瞬間。



突然、智の腕の中へ
引き寄せられて。

ぎゅ…っと。

む き 出 し の細くて逞しい腕に
抱き締められる。



「…………ぇ、ちょ、」

「…………………」

「…………さとし、?」



うん…とも、すん…とも
返事をしないまま。

俺の全てを
抱き締めるみたいに。

大好きな温もりに
抱かれて。



まるで過去の自分も
抱き締められてるような感覚に。

そ…っと目を閉じる。



胸が痛んでるのは
俺なはずなのに。

いつだって
自分のことのように。

俺より痛そうな顔して
抱き締めてくれる智。



過去のことも。
母とのことも。

そうやって、俺の全てを愛してくれる
この人がいるから。

これまでだって。
こうして…受け入れてこれた。



…………この、思い出も。



智と一緒なら。

上書きできるかな。







 

 

 

 

 

 

 

 

はじめてのおもちゃ編…と書いてたのに

なんか書き出したらこうなっちゃいました┃ω・`)チラリッ…

 

はじめて詐欺でごめんなさーい!(逃走←)