大宮妄想小説、BLです。

ご理解のある方のみ、どうぞ。

苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。

 

 

 

お久しぶりです///

先日はたくさんのコメントやメッセージありがとうございました♡

とてもうれしかったです( ;∀;)

 

大宮結成記念日

おめでとう♡♡ということで…///

 

UPするつもりはなかったのですが

盛大に風邪引いて、寝正月ならぬ寝クリスマスしながら

ベッドの中で悶々と妄想してた大宮ちゃんを少し…(๑´ฅωฅ๑)照♡

 

いやぁ…

睡眠って、妄想にもいいんですね(*´³`)・;゙.:';

 

風邪っぴきの最中の妄想ですので

記念日なのに、にのちゃん風邪引いてます。

にのちゃんごめーーーーーん!!!!!

 

今年最後の大宮ちゃんです

お時間のある時にどうぞ♡♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和也side

 

 

 

「……ゴホッ………」

 

 

 

こみ上げてきた咳で

隣りに寝てる智を起こさないよう。

 

慌てて口元を抑えながら

静かにベッドから抜け出る。

 

 

 

足音に気を付けながら。

 

でも急ぎ足で

リビングへと移動して。

 

なんとか咳を落ち着かせてから

ハァ…と、大きく息を吸う。

 

 

 

 

 

 

せっかくもらえた

まとまった長期休みは。

 

約半分の時間は

何年振りかの拗らせた風邪と熱のせいで

あっという間に無くなってしまった。

 

 

 

智と一緒に

ゆっくりして。

 

智と一緒に

行きたい所に出掛けたりして。

 

智と一緒に

のんびり、ゴロゴロ。

 

二人きりの時間を

満喫するはずだったのに。

 

 

 

一緒に寝ると言って

聞かない智を。

 

なんとか説き伏せて

風邪を移さないよう、熱が出ている間だけ

別々の部屋で休んで。

 

 

 

ようやく下がった熱に。

 

数日振りに、一つの布団に潜り込んで

一緒に寝られたと思ったのに。

 

 

 

こんなに

咳き込んでばっかいたら。

 

いくら熟睡型の智だって。

ゆっくり寝られないに決まってる。

 

 

 

「………しょうがないし。

ここで寝とこっかな。」

 

 

 

せっかくしまった布団

もっかい引っ張り出すのもめんどくさいし。

 

ちょっと早めに

目覚ましセットして。

 

 

 

智の目が覚める前に。

 

こっそりベッドの中に戻って

ずっとそこで寝てたフリをしとけば。

 

智だって。

分かんないはず。

 

 

 

毛布にくるまって

温かくして。

 

ソファに寝ころんで

なるべく咳こむ声が響かないよう

毛布の中で丸くなりながら、止まらない咳と一人戦う。

 

 

 

「………………ぁにしてんの。」

 

 

 

昼間はよくなってたんだけどな

…って。

 

しつこい咳に

一人、心の中で文句を垂れていたら。

 

 

 

毛布で隔たれた

向こう側で。

 

不機嫌そうな低い声が

夜の静寂の中で聞こえてきた。

 

 

 

「……なっかなか

帰ってこねーなって思ったら。」

 

 

 

くるまってた毛布を。

 

優しく。

でも強引にはがされて。

 

口元をとがらせた

パジャマ姿の智に、見下ろされる。

 

 

 

「………こんなとこで。」

 

「…………ゴホッ……ゴホッ…………」

 

「まじ……なにしてんだよ。」

 

「………ゴホッ…なに……って………」

 

「……………………」

 

「だって……ゴホッ…咳……」

 

「……………………」

 

「咳…ゴホッ、ゴホッ…起こしちゃうじゃん……ゴホッ…」

 

「………ばーーーーーーーーーか。」

 

「……………ゴホッ……………」

 

「ばーーーか、ばーーーーか。

ばーーーーーーーーーーーーーーーーーか。」

 

 

 

なぁーにが、起こしちゃうじゃん、だよ…って。

 

いつも俺がバカバカ言う時は

”ばかって言うな”って言ってくる本人が。

 

何度も、何度も

ばーか、って連発しながら

毛布ごとソファから抱きかかえる。

 

 

 

「いつもは俺がなんも言わんくたって。」

 

「…………ゴホッ…………」

 

「ベタベタ、ベタベタ…

ひっつき虫みてーにくっついてくるくせに。」

 

「………コホッ…ゴホッ…………」

 

「こういう時だけムダに気ぃ遣って…

まじ…ばっかじゃねーの。」

 

 

 

あっという間に

連れて行かれた寝室に。

 

そのまま、さっきまで休んでた

ベッドの上に降ろされたら。

 

 

 

ベッドのヘッドボードを背に

足を伸ばして座った智が。

 

ほれ…って。

 

ぽんぽん、と。

足の間を叩いて、座るように促してくる。

 

 

 

「ほれ…って………」

 

「こうしたら…

少しは楽に寝れるべ。」

 

 

 

はやく…って。

智に促されるまま。

 

智の足の間に入り込んで。

智を背もたれに、座り込んでみると。

 

寝てる姿勢より

座ってる方が、咳が収まりやすくなって。

 

ちょっとだけ。

止まらなかった咳が、楽になってくる。

 

 

 

「子どもん頃…咳ひどかった時。」

 

「…………コホッ…………」

 

「かぁちゃん、よくこうしてくれてたから。」

 

「……………でも……………」

 

「………………ん?」

 

「これじゃ…智…寝れな……コホ………」

 

「……ばーか(笑)」

 

「……………コホッ……………」

 

「俺の特技…どこでも寝れんの。舐めんなよ。」

 

 

 

耳元で聞こえる

子守歌みたいな柔らかな声が、心地よくて。

 

身体中すっぽり包み込んでくれる

あったかい温もりと、大好きな智のニオイに

心が落ち着く。

 

 

 

ウトウト…

眠くなってきて。

 

 

 

間もなくしてやってきた

深い眠りの世界へと。

 

 

 

おやすみ…って。

 

どこまでも優しい

大好きな人の声が、誘ってくれた。

 

 

 

 

 

*-*- Fin -*-*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お付き合い下さり、ありがとうございました♡

みなさまよいお年をお迎えください🍀