大宮妄想小説、BLです。
ご理解のある方のみ、どうぞ。
苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
side
 
 
 
「そーいや…明日から夏休みだな。」
 
「ん…そうだね。」
 
先生と会えない夏休みが始まるんだよ。
………なんて。言えるわけないよね。
 
「ニノは?
家族でどっか出掛けたりしねーの?」
 
「んー…ばーちゃん家に帰るくらいで
後は別にないかな…。………先生は?」
 
「俺?俺もちょっと実家に帰るくらいだな。
親戚集まって、毎年皆でバーベキューすっから。
それは絶対参加しねーといけねーからなぁ。」
 
「え、毎年してんの?」
 
「そ。ついでにビンゴ大会とか、肝試しとか
毎年皆で集まって、色々やってんの。
 
「……なんか…先生の所って仲良しなんだね。」
 
「そーかぁ?普通じゃね?」
 
そう言って絡め直す優しい指先も、柔らかい声も。
きっと、そんな風に温かい家庭だから
こんな先生がいるんだろうなぁ。
 
「そんじゃあ。8月初めくらいなら
俺もニノも空いてるってことか。」
 
「…………………え?」
 
「だから。それだったら8月初めくらいが
お互い予定が空いてんだなって。え?ちげーの?」
 
キョトン。と首を傾げる先生についていけない。
…………え。なに。どういうこと。
 
「夏休み。1ヶ月以上あんだし。
…初デート。しちゃうか?」
 
……初……デート?
 
「………え。デ、デートって……」
 
「近場はさすがに無理だけど…。
ちょっと遠くに、車で行ったら大丈夫っしょ。
 
「だ、大丈夫って……。でもどこに……」
 
「んー…。ホントは海とかいいけどなぁ。
さすがに顔とかモロバレだしなぁ(笑)
水族館とか。暗いし、みんな水槽見てっし。
ちょうどよくない?
 
先生が話すことを理解するのに必死で
言葉が出てこない分、全力で首を横に振ると
先生が1人、楽しそうに笑った。
 
「じゃー決まり。とりあえず…
8月初めの土曜日とかでもいーい?」
 
「…うん。………ねえ。先生。」
 
「なぁーに?ニノ(笑)」
 
「この話……ホント?」
 
「……1ヶ月以上、会えねーとか。
俺は耐えらんねーけど。
………ニノは?ちげーの?」
 
コツン、と。
俺の額に先生の額がぶつかって。
温かくて優しい瞳に、至近距離で見つめられる
 
「………俺も。…………寂しい。」
 
「…じゃあとりあえず。
初デートまでの分、充電しとかなきゃな。」
 
輪郭をなぞるように、俺の頬を撫でる先生の手に
そっと俺の手を重ねたら。
どちらからともなく、キスをした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつも遊びに来て下さり、ありがとうございます (*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
お休み中に行ってきたドイツのお話。
楽しかったよー!と、皆様にも分かち合えたらと思うのですが…
 
お話の間に違う記事を挟むのが、個人的に嫌なので(;・∀・)
簡単なご挨拶だけで、そのまま流しております~。
 
でもですね。実は私。
「にじいろ青嵐」という、もう1つのお部屋を持っておりまして
 
至って健全に、ひたすら萌えー!を叫んでいるだけの
ただの嵐ゴト日記的なブログなのですが…。
 
そちらの方に、今回のお休み中のことを書かせて頂きましたので
もし興味のある方は、いつでも遊びにいらして下さい♡
(そちらは小説、一切書いてません。ご了承下さい。)
 
名前が”まろまろ”と”ぴよこ”で全く違いますので
よろしくお願いしまーす☆