『藤あや子特別公演 明治一代女』、浜町の明治座にて、毎日順調に幕が上がっております（＾ω＾） 劇場に来てくださっているみなさんもこれから来てくださるみなさんも、遠くから本舞台の成功を祈ってくださっているみなさんも、いつも本当にありがとうございます◎
感謝を込めて笑
今回の舞台、もちろん明治座ですので、毎公演１４００名近くと本当にたくさんの方にご覧いただいているのですが、実は舞台上にもたっくさんの人たちがいて、わくわくと胸躍らせて劇場に来てくださるみなさまを日々、全力で迎え打っておられます(#￣▽￣)
それこそ道具や建て込みを瞬時に次のセッティングへと替える大道具さんや小道具さんや美術さんがそうですし、音響さんや照明さんや舞台監督なんて人もあの舞台上のどこかにいて、指示を出したり実際に走り回っていたりとされています。
そしてもちろん、僕ら俳優部も（＾ω＾） 大勢のお客さまを一所懸命にお迎えするために、本当にたくさんのみなさんで力を合わせてあの舞台が成り立っているんですよ◎ しかもそこには僕にとって祖父母であっても不思議でないくらい歳の離れた大ベテランの方々も一緒にご出演されております。
今日はそんなお話♪
いつの頃からか、僕は朝の準備が終わったら一旦ある楽屋にお邪魔してコーヒーを一杯いただくという習慣ができました（＾ω＾） それが、こちらの楽屋。
そこに北町嘉朗さんとボクが加わって、「２０分ほどコーヒーを飲んでなんでもない話をする」という会なんです笑。 舞台の話や仕事の話はほとんどなく、ほんとに「なんでもない話」笑。
驚くのはこの部屋の平均年齢で、一番先輩の北町さんはなんと８６歳。その北町さんを「兄さん」と呼ばれている時代さんは７５歳。そのお３人の中で最も末弟キャラでいつも楽しい真砂さんは６３歳。 僕が３８歳ですので、必死で平均を下げてはいるんですが笑、それでも相当なもんです◎
そこにいつも途中でおしま役の近衛れい子さんが覗かれて立ち話をされてくんですが、まぁ女性の方ですので年齢のお話はいたしませんが、７５歳の時代さんが「近衛姉さん」と呼んでおられます(#￣▽￣)
幼少期、僕は超がつくほどのお爺ちゃんっ子だったのですが、そのお爺ちゃんは７９歳でなくなっていますので、時代さんや北町さんのように、このお歳でも背筋もシャキンと朝から面白い話で盛り上がれる先輩方の姿を見ていると、「俳優ってすごい生き物だな…」と、あらためて自分が選んだ道が遥か地平線にまで広がって行くような不思議な感覚にとらわれます◎
なんでもない話をして笑かしあってるだけの時間ですが、きっとそれだけじゃないから、僕は毎日遊びに行かせていただいているんでしょうね（＾ω＾）
そして７５歳の先輩ということでは、この方には本当にお世話になっています。
もう稽古期間中から何かあるとこの青山さんに教わっていると言いますか、舞台上での居所から居ずまい、そして女性の身体の支え方まで、もうあまりにも何でも出てくることから、僕とあや子さんの間では「ほんとドラえもんだよねー」「ですね」という会話があったほどです。（←やめろ！笑）
こんな渋い人つかまえてドラえもんて…笑
本番が明けてからこちら、劇場にいる時間のうち僕がフリーな時間はだいたいこの青山さんのお部屋でゴロゴロしています。（ゴロゴロすな！笑） 本当に、座して向き合って、いろんなお話を聞かせていただいているんですよ(￣▽￣) 大映映画の頃の話や、青山さんが僕の年齢の頃に経験されたお話、そして今の僕が何を身につけるべきかということまで、これまた２人で、なぜか爆笑しながら語らっております笑 いや、僕は真剣なお話をしに行ってるつもりなんですけどね笑、なぜかいつも最終的には青山さんと２人で畳を叩いて笑いころげているんですよ笑 不思議です笑
なんか、あまりうまく言えないですが、本当に大切な時間なんですよね（＾ω＾）
共演する中で気がついたことをいつもつぶさに伝えてくださる、本当に頼もしい先輩です。 三原さんも６９歳。本当に遥か先を突き進んでおられる大先輩です。なんでもない話でも面白いわけですね（#＾ω＾）
ということで、『藤あや子特別公演 明治一代女』本日１０日目です◎
今日も新鮮に大切に、紡いでまいります。
あや子さんのブログにて、珍しい「緞帳が下りた直後」の写真が見られますよー(￣▽￣)
そして三山さんのブログでは僕もお名前を出させていただきました「近衛れい子」さんが見られます（＾ω＾）
合わせてどうぞ(￣▽￣)