今年のお正月はわりと大阪の実家でのんびりと過ごすことができました(^ω^)

舞台で張り詰めていたものを静かに解きほぐすような時間でしたね、餅なんぞを食べつつ。







実はここ数年、東京の自宅の収納が台本に占領されつつあるんですよ。

まぁ、もうなんやかんやこっちに出て来て14年にもなるんだからそりゃそうか、なんて納得しつつ。とはいえ捨てるわけに行かず、取っておくには収納場所の問題がある。というので僕が目をつけたのが「実家の収納」だったんですよね(笑)



「なぁ、押し入れって、空いてたりする?」



母にそう訊ねると、空いてなくもないというお返事。

「よかった。空いてるんやな」
「空いて、う~ん…なくもない?」
「え?」
「なくなく…ない?」
「いやスチャダラパーか!」
「空いてないことはないと思うけど、なんやのん。何入れるつもりなん?」
「え?あぁ…台本」
「結構あるん?」
「どでかい箱いっぱいが2つかな。箱に入れたはいいんやけど、きっちり入れすぎて一生持ち上げられへんくらい重いねん」
「アホやないの」
「もはや『力石』と呼ばれてるからな」
「なんやのん、それ」
「うん、ええねん。それをな、東京の家に置いてたら収納が全部やられてしまうんよ。かと言って捨てるわけにいかんし…」
「そりゃそうやけど…。たぶん整理したら空けられると思うけど、自分で見てや」
「うん、ありがとう」



という流れで押し入れ探索を開始。
たしかに、今入ってるものを寄せたり整理したりするとスペースができそうだ。


「これを左にずらして…ん?」


手を伸ばした先にいくつかのカルトンがありました。(カルトン…二枚の板をテープでとめたような形の画板で、中に画用紙やケント紙を挟んで収納できるようになっているもの)


「うわ、懐かしい」


僕がアトリエに通っていた頃のものなので、高校生の頃のもの。中にはきっと当時の作品が入っているはず。

なので、
開けてみました(  ̄▽ ̄)









まずは、




定番のやかん。

未熟な点がそこらじゅうに見当たりますが(笑)、なんとも懐かしい一枚。







こちらも定番の、




柿とビールとスプーン。←いや定番やないやろ!









続いて、




電球と軍手とトイレットロール。

たしか、白いものを描く練習をしていた時期に描いたような気がしますが、さすがに記憶も曖昧ですね(笑)









こちらは、




黒い鞄と新聞紙。

たしかこれを描いた時は、「上手いなぁ…」と僕がいつも憧れていた女の子が新聞紙をとてもうまく描いていたのを見て、対抗するような気持ちだったような気がします(笑)






重みというか、存在感は




離れたほうがよく見えるでしょ。

新聞紙ばっかり何度も描いて、僕なりに満を持して対象物に向かったのを覚えています。








水彩画も、




いくつかありましたが抽象的なものばかりでしたね。デッサン漬けの日々への反動でしょうか(笑)






てなことで、

大掃除の途中でアルバムを開いたらもう一歩も進まなくなるのと同じで、結局懐かしい作品の一枚一枚を見て、ゆる~い時間を過ごしました(  ̄▽ ̄)

ま、必要な時間だったということで(笑)





というわけで、

仕事の準備作業は年明け早々からちゃっちゃとはじめていましたが、スタジオに行ったりという意味では今日が仕事初めでした(^ω^)


気合いをいれて、
大切な一年にします!!

本年もどうぞ、
よろしくお願いいたします。





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