腸管は
微生物や細菌、病原菌などが体内に一番侵入しやすい口につながっている。したがって、体を病原菌などから防ぐためには、免疫系が必要である。

◎バイエル板
腸管の消化吸収を司る器官の間に挟まるようにしてある。腸管独特のリンパ節であり、腸管免疫の中枢である。
また、腸管上皮細胞の間には腸管独特のリンパ球、T細胞が存在している。その下の粘膜固有層では免疫細胞をストックしている。

◎脾臓
機能としては、胎生期における造血や抗体産生などがある。また、赤血球の貯蔵や破壊、骨髄機能の調整もある。
さらに、免疫に関する仕事もある。白脾臓では貧食性の細胞を含みリンパ球が常駐している。
抗原は貧食性細胞に捕らえられ、それを認識したリンパ球が抗体を産生し異物を処理する。
B細胞の自己・非自己の識別をこの脾臓でも行われているのではないかという学説もある。
図・リンパ節.jpg
◎骨髄で作られたB細胞やT細胞がいかにして全身に運ばれるのか
…骨髄や胸腺から血液で運ばれ、毛細血管から滲みだしてリンパ腺に入り、さらにリンパ管に入る。
◎リンパ節
…リンパ管の合流するところ

◎リンパ節の働き
…抗原が輸入リンパ管から侵入。純粋なリンパ球が血管からリンパ節に入ってくる。
…T細胞はリンパ節のT細胞域へ移動。B細胞はろ胞に移る。
…抗原を認識したリンパ球は成熟を始める。抗原を認識しないリンパ球は輸出リンパ管を通ってそのまま循環する。
…数日後、成熟したリンパ球は活性化細胞として輸出リンパ管を通ってリンパ節の外に出る。(写真)
◎自分の血が自分を攻撃しないのは何故か?
ー骨髄で生まれた血液幹細胞は胸腺へ移りT細胞になる。このとき、自分の成分と反応するものは胸腺内で排除される、という。

◎仕組み
ー抗原提示細胞上の主要組織適合抗原(MHCクラス�分子)と、自己抗原の複合体と、T細胞抗原レセプターの三要素の親和性が高すぎたり低すぎたりするものは胸腺内で細胞死(自己死)する。親和性が中程度のものだけが生き残り、末梢にて非自己抗原とだけ結合するT細胞が増殖する。

☆MHCクラス�分子
☆抗原提示細胞
→後述