【雑学クイズ】「雨模様」ってどんな天気?
いまさら聞けない!?「雨模様」は実際にはどんな天気?
「こちら現在の渋谷の様子ですが、雨模様となっています」
といったように「雨模様」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし実際に「雨模様」がどのような天気であるのかを知っていますか?「雨+模様」だから「雨の様子?」では、その雨は強い?大雨?それとも弱い雨?
そこで今回はこんなクイズを出題!
知っているようで知らない人も多い「雨模様」について、ぜひチャレンジしてみてください。
「雨模様」とはどのような天気のことでしょう?
①弱い雨が降っている状態
②激しく雨が降っている状態
③雨が降りそうで降っていない状態
正解は……
「③雨が降りそうで降っていない状態」です!
雨模様の「もよう」は、和語の催い(もよい)が変化したもので「雨催(あまもよい)」が語源であると言われています。
催い(もよい)は「今にもそうなりそうな様子」をあらわす言葉であり、雨もよう(雨模様)は「雨が今にも降り出しそうな状態」ということで、答えは③となります。
雨模様と同様によく使用される「荒れもよう」も同じです。
正しい意味は「今にも荒れそうな天候の状態」をあらわすもので、実際にはまだ荒れていない様子です。
遠くで雷鳴が聞こえたり、風が強くなってきたり、黒い雲が垂れ込めてきたりと、荒天を予想させる状態のときに使う言葉となります。
このように「雨模様」は正しくは「雨が今にも降り出しそうな状態」であるものの、ひとによって解釈が異なり、あいまいな表現となっています。そのため天気予報で使用されることはありません。
以上、雑学クイズでした。
お読みくださり、ありがとうございました!
ただし近年では、時間的や地域的に「雨が降ったりやんだりしている状態」「天候が荒れたり荒れていなかったりする状態」がモザイク模様のようであることから、すでに雨が降っている状態を伝える際にも「雨模様」と使われるケースがみられるようになりました。
まさに、梅雨のはしり。雨降りのすざか
田植えが盛んにおこなわれていました