都内の私立大の社会学部社会学科に合格した私は、これで自分の中にあった全てのわだかまりが解消されると思いました。

受験勉強をバリバリでやっていた高校時代、浪人時代には入れるとも思っていなかった大学だったので、気持ちは高ぶりました。


編入前は神奈川の湘南にキャンパスのある大学に行っていたので、編入直後は都内の大学の華やかさを感じました。
特にサークルの勧誘時期は、また大学1年の頃に戻り、全てがリセットできたような感覚でした。
実際に文化系のサークルにも入ったりもしました。

しかし、そんなことをしても自分の中にある過去は何も変わることはなく、拭い去ることはできなかったように思います。その過去というのは、やはり空手部を辞めてしまったという事実、高校時代に通っていた道場の先生に対して申し訳ないという罪悪感もあったんだと思います。

やはり自分は以前のストップした状態から何も変えられていないと、また心に穴の空いたような感覚になりました。この感覚を解消しようと、人の中に居場所を求めようとしてもその場所から離れれれば、虚しさが募るような感覚…

自分の興味のあった社会学に触れられる環境に身を置いても自分は力を発揮できない。自己実現なんて幻想でしかなかったのか?
そんな出口の見えない日々を過ごしていた中、とある人との出会いがありました。

ここまで読んでいただきありがとうございますかお
続きはまた後ほど。