友人の研究室の机に置いてあった本が気になって

PFIで施設ができた
\1,500
株式会社 ビーケーワン

を購入してしまいました。

PFIとは

Private Finance Initiative


の略称です。



なんていっても、よく分かりませんよね(゜д゜;)


公共の施設を民間の資本とノウハウを利用して


作っちゃおう!というのがこのPFIです。



以前 にもPFIに関する書籍を読んだのですが


今回は知識を詰め込むというよりは事例を通じて


流れや現状を理解するような内容でした。


内容は3年前のもので、若干古い感も否めませんが


行政の立場と民間の立場、それぞれの立場から


そのPFI案件を振り返っているため、なかなか面白かったです。



行政が施設を建てると設計から建設までの各工程がバラバラに


異なる業者で行われるため、コストが高かったり、スピードが遅かったり


立てたものの、使い勝手が悪かったりするのが現状です。



所謂



箱物行政



ですね。


このPFIの場合は設計から建設までの工程を一貫して行えるため


コストダウンに加え、スピードも早まるという利点だけでなく


建設後の運営という観点からも民間のノウハウを反映させられるため


単に行政が建設するよりも効率的な施設が出来上がるとされています。



しかしΣ(・ω・;|||


結局、この仕組みを利用する側は「行政」であり


結局、成果は「行政の姿勢」に依存する面も否めません。


また、多数の民間からの提案を選定する作業においても


何を基準に判断するのか、など問題点も数多く存在しています。



コーポレートファイナンスかプロジェクトファイナンスか



といった金融面での問題もあります。


実際、この本の中で紹介されている「タラソ福岡」についても


その後、経営が立ち行かず、一度破綻してしまったということが


このPFI事業の難しさを物語っているのではないでしょうか(ノ◇≦。)



タラソ福岡の案件については、スポーツ分野におけるPFI適用事例なので


それだけでマイナスの印象を持たれてしまっても困ってしまいますが、かといって


安易にPFIを適用すれば良いという風潮ができてしまっても困ります。



いつも感じていることですが、スポーツにおいて施設などといった「ハード面」は


欠かせない要因であり、それを民間が全て負担するのも大変なことで、現実的には


ありえないことです。


そこで、このような行政と民間が協同で仕組みが確立され、私たちにとって


価値のある施設やサービスが提供されることを願ってやみません。



ここ数年は、スポーツ界においてPFIと指定管理者制度のセットが様々な形で


注目されると思われるので、興味のある方は頭の片隅に二つの制度のことを


残しておいてください!