5月9日から三日間、総務文教常任委員会の行政視察に行ってきた。

高松市では少子化対策、東広島市では指定管理者制度、そして尾道市では前校長である陰山先生の「百ます計算」や「早寝、早起き、朝ごはん」で有名な土堂小学校で行われている実際の授業を見てきた。


私はかねてから体を鍛える「体育」は直接的かつ効果的に行われているのに、同様にヒトの体の中で最も重要な脳を鍛える「脳育」が行われないことに疑問を持っていた。最近になってようやく、任天堂DSの川島教授の「脳を鍛えるDSトレーニング」等のヒットにより、脳を鍛える必要性が認識され始めたところだ。「脳育」を行われている現場に期待が高まる。


そこで、実際に子供達が百ます計算をしているところを見せてもらった。



教師:よーい。始め!



生徒:カリ、カリ、カリ(鉛筆の音。左から横に計算中。10秒弱か)

    

生徒:ハイ!ハイ!ハイ!(終わった生徒から手を上げる。殆ど全員同時)



そのスピードたるやむちゃくちゃ早かった。。。

全ての生徒が天才に見えた。いや天才なのかもしれない。

この学校はいったいどういう教育を行っているのだろうか。



その種明かしを後ほどしてもらった。


それは、教師から最初に「百ます計算をやるスピードは一週間で全員倍にします!」と宣言するそうだ。実際にやらせると本当に全員が半分の時間でできるようになっている。なぜかというと、答えを覚えてしまうからだ。


そのことで子供が自信を持ち勉強に前向きに取り組み、親も学習の成果が目に見えることから教育に真剣に取り組み、家庭での教育、つまり、「早寝、早起き、朝ごはん」の協力が得られるというものだ。


もちろん、足し算だけでなく数字を変えたものや引き算等もあり、脳のトレーニングもしっかり行われていることは言うまでもない。


勉強に取組む最初のきっかけとして、生徒に自信を持たせることがとても大切だということが実感できた。そういえば、東大を目指す生徒のバイブルとなっている「ドラゴン桜 (1) 」という漫画でも、最初は簡単な問題を解かせて生徒に自信を持たせることからスタートしていたことを思い出した。