妻と私の再診の結果 | 或る 下咽頭がん 患者の日常・闘病記

或る 下咽頭がん 患者の日常・闘病記

 元々は脳神経外科医師です。
 2019年暮れに 下咽頭がん が発覚しました。stage Ⅳb で手術適応は無く、抗がん剤・放射線治療を受け 2020年春に退院しました。
2023/3/6~6/9  に ”闘病” のテーマで 入院中の記録を併記しました。      

2024/10/10(木)

 今朝の最低気温は 2.4度。旭川市のどこかでは、初霜がみられたらしい。幸い我が家の庭はまだ無事だった。しかし、確実に冬が忍び寄って来ている。

 朝食後、まずは妻の 整形外科受診。初診から5ケ月経過した。機能訓練と投薬で、痛みは収まって来たようだ。冬の寒さではきっとぶり返すのだろうが、、、腱板断裂とは何しろ面倒な疾患である。この病院での診療はここで終了して、日赤病院に戻って、投薬を続けることになった。

 妻も私もそれで納得していたのだが、医師がちょっと変わった事を言った。やはり外科系医師は 外科的治療の呪縛から抜けきれないのだろう。往時の脳外科医としての私の認識も踏まえて、そう感じた。

 妻が最後の機能訓練室に行ったので、私はそこで別れて、旭川医大に向かった。

 まずは、放射線科を再診。医師とのはなしはごく一般的な内容。もちろん目新しいことはなし。頭頸部科の予約時間は午後1時半なので、一度帰宅した。昼食を食べてから、再度医大に向かった。

 医大頭頸部科の受付で、名前を呼ばれた。いつもの事であるが、、、手続きを済まして座ったところで、人が近づいてきた。顔を上げると、旧知のM事務部長だった。本を読んでいたら、私の名前が聞こえて見回したという。
 懐かしい。色々と話しはしたが、やはり名前を呼ぶのはあまり良いことではないな  という結論にはなった。

 私は、採血の結果 甲状腺ホルモンに関する検査値も 腫瘍マーカー も正常だった。電子スコープでの咽頭の状態も異常はみられなかった。これで、4年半。なんとも思いがけず幸せな経過である。胃瘻を抜去しようかというはなしも出た。お守りのようなもので、取り除くと悪いことが起きそうな気もするが、、、



FT4     1.47
TSH      0.78
CYFRA    2.32
SCC      0.8