メッシにバロンドール 2季連続での称号
国際サッカー連盟(FIFA)は10日、スイスのチューリヒで2010年の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(フランス語で黄金のボール)」を発表し、23歳のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)が栄冠に輝いた。
今回からFIFA年間最優秀選手とフランス・フットボール誌選出の「バロンドール」の両賞が統一され、各国代表チームの監督、主将と世界中の記者による投票で決まった。メッシは09年の両賞をダブル受賞しており、2季連続で世界最優秀選手の称号を手にした。昨年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会では活躍できなかったが、リーグ連覇などクラブでの卓越したプレーが評価された。
2位はW杯決勝でスペインの決勝点を挙げたMFイニエスタで、3位はスペインの司令塔シャビ。
バルセロナ勢がトップ3を占め、メッシは「選ばれると思っていなかった。この賞は3人で分かち合いたい」と話した。
そのほかの世界年間最優秀賞は男子の監督部門がインテル・ミラノ(イタリア)を欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇に導いたモウリーニョ監督(現レアル・マドリード)で、女子選手部門はマルタ(ブラジル)が受賞した。(共同)
驚きの発想と卓越した技巧でファンを魅了するメッシの受賞は、プレーそのものの価値を見直すサッカー界の原点回帰の表れとも受け取れる。
バロンドールが選考対象を欧州出身選手以外にも広げた1995年以降、同賞とFIFAの最優秀選手は、ワールドカップ(W杯)開催年は必ず優勝国で最も活躍の目立った選手が受賞してきた。昨年のW杯で8強止まりだったアルゼンチンのメッシは、その慣例を初めて破った。
メッシは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で得点王に輝いたが、準決勝で敗退した。それでも受賞できたのは、投票者たちがタイトル獲得だけにこだわらず、サッカー界に夢を与えた功績を高く評価したからだろう。(共同)
FIFAバロンドール
1991年に始まった国際サッカー連盟(FIFA)年間最優秀選手と、56年創設でフランス・フットボール誌の選出する世界年間最優秀選手「バロンドール」を統一。サッカー界で最も権威ある賞を一本化した。 各国代表チームの監督、主将と各国記者によって選ばれる。これまでFIFA最優秀選手は監督と主将に選ばれ、「バロンドール」は記者投票で選出されていた
リオネル・メッシ
成長ホルモンが分泌されない病気で体格に恵まれず、13歳で治療費の負担を申し出たバルセロナの下部組織に入団。父親とともにスペインに移住した。16歳でトップチームでデビュー。08年北京五輪では金メダルを獲得。身長169センチと小柄だが、抜群の技術とスピードで相手を翻弄する。欧州チャンピオンズリーグ(CL)は昨季まで2季連続得点王。アルゼンチン北部のロサリオ出身。23歳







