事前に沙穂里が予約をとっておいてくれており、沙穂里も病院側に、その日は悟に付き添うことの承諾を得ていた。
悟は沙穂里に簡単な検査だからと言われていたが、その検査は簡単なものではなく、悟も嫌になるほどの、様々な検査が行われた。
まずはレントゲン検査から始まり、胸部CT検査、MRI、超音波検査、骨シンチグラフィー、PET検査、そしてこの一週間の間に、溜めておくようにと言われていた、痰を調べる喀痰細胞診などの検査が行われた。
いくつかの検査を終えた時、悟は付き添っていた沙穂里に
「なんか本格的な検査みたいだけど、俺、そんなに悪いのか?」
と言うと、その時、初めて沙穂里は悟が侵されている病気について話した。
