国際ラエリアン・ムーブメントからのプレスリリース
2015年8月10日(月)
ラエリアン・ムーブメントは、シオニズム(パレスチナでのユダヤ人国家建設の推進運動)への支持を正式に取りやめます。
8月7日:ラスベガス
国際ラエリアン・ムーブメント(IRM)が本日発表した声明によると、IRMの精神的指導者ラエルは、彼が8月6日に、地球上の生命を創造した地球外の科学者であるエロヒムのリーダー、ヤーウェから受け取った正式なメッセージを発表した、ということです。
ヤーウェのメッセージの核心は、エロヒムによってこれまでユダヤ人に与えられていた保護が無くなったということだと、IRMは発表しています。
ラエルを介して、ヤーウェからユダヤ人に伝えられた内容の一部は以下のとおりです。
「あなたがたは、あなたがたのものではない土地や家屋を盗み、特に、私の最も重要な命令である『汝、殺すなかれ』を順守せず、一度に何百万人もの人を殺すことができ、私たちの創造物をすべて破壊できる世界戦争を引き起こす核兵器を蓄積することによって、ユダヤ教の模範的な価値観をすべて裏切ってきました。
ラエルはまた、ユダヤ人にパレスチナを去るように求めるヤーウェの言葉を伝えています。
「その結果として、イスラエルに与えられてきた保護は、今日を限りに完全に取りやめになりますので、真のユダヤ人は全員、できるだけ早くパレスチナの土地を去ることを私は求めます」
ラエルによると、8月6日のメッセージは、それまでユダヤ人が受けていた保護の理由をユダヤ人に再認識させています。引き続きヤーウェの言葉です。
「私たちがこの保護を与えたのは、古代の書物にある第三の寺院、つまり、私たちが帰還することになったであろう大使館の建設とあわせて、ユダヤ教固有の良識と敬意によって前途有望であるこの国が、パレスチナの人々に彼らの家や土地に帰るのを許し、全人類のお手本として多民族かつ多文化の国となり、3つの偉大な一神教宗教の精神的案内役となることを期待してのことでした。
ところが、ナチスの虐殺と強制収容所から逃れてきたばかりの頑固で高慢な人々は、さらに頑固になり、私たちの最後の預言者と大使館建設の要求を軽蔑的な態度で扱い、パレスチナの人々の土地や家屋を盗み、強制収容所を作り、ガザという強制収容所に爆弾を落とし、さらには、パレスチナの人々を虐殺することを目標に、最終的解決を計画しています。
従って、私たちの保護は今無くなり、真のユダヤ人は再び新たな離散を余儀なくされ、地球上の他の国に住み、どの国のためにも武器は持たず、その天才と創造性をすべての国のために役立たせることになるのです」
ヤーウェの新しいメッセージには、次のことも言われています。
「唯一の真のユダヤ人は、もちろん反シオニズム者です。シオニズム(※)を拒否し、既にイスラエルを去った宗教的ユダヤ人に、私たちはお祝いを言います。
ラエリアンは今や真のユダヤ人であり、盗んだ土地ではない場所に、私たちの帰還を歓迎する大使館を実際に建設することを望んでいる唯一のユダヤ人です。私たちは、すべてのユダヤ人ができるだけ早くイスラエルを離れ、ラエリアン主義に改宗し、パレスチナ人を支持するように求めます。パレスチナ人は、実際はほとんどが真のユダヤ人の子孫であり、遠い昔にイスラム教に改宗した人たちです。偽のユダヤ人がヨーロッパらからやって来て、聖書の時代からイスラエルに住んでいたユダヤ人の子孫たちを虐殺するのを見るのは、気分が悪くなる犯罪です」
ヤーウェはさらに続けます。
「ラエリアン・ユダヤ教の素晴らしい価値観をもたらすために、世界中に散らばって下さい。平和と寛容のユダヤ教、反人種差別主義のユダヤ教、すべての国を一つの世界政府にまとめることを目指した世界主義のユダヤ教、即刻かつ一方的に大量破壊兵器の排除を推し進める反軍事的ユダヤ教、遺伝学と宇宙探索を促進する科学を支持するユダヤ教、そして最後に、第三の寺院である私たちの大使館のために働くユダヤ教。その大使館に、私たちは正式に帰還し、すべての人々の間に永続的な平和を促進します。大使館には、偉大な預言者たちも全員一緒に帰還し、対立する数々の宗教が作り出した神話を破壊するために証言してくれます」
最後に、ヤーウェのメッセージには、イスラエルのユダヤ人すべてに、次のようにはっきりと忠告しています。
「ユダヤ人よ、できるだけ早く、『振り返ることなく』、イスラエルを去って下さい。ソドムとゴモラで起こった様に、『塩の柱に変えられ』たくなければ。そして、予言されたメシアであるラエルを支えて下さい。
※訳注
シオニズム:シオニズム運動は、パレスチナにユダヤ人の国家を築くことを目指した運動。19世紀に欧州で台頭したそれを背景に、世界各地に住んでいたユダヤ人の同地への移住が進み、1948年のイスラエル国家の成立につながった。先住していながら土地を追われたパレスチナ住民からの抵抗が、今も続いている。
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~ラエリアン・ムーブメントについて~
ラエリアン・ムーブメントは世界最大の無神論を唱える非営利団体であり、
地球上の生命が、聖書原典において”エロヒム”として知られる宇宙人の文明により、DNAの合成を経て、如何にして創造されたのかを述べています。
会員数は世界104カ国、90,000人にのぼり、この宇宙人”エロヒム”がマイトレーヤ・ラエルにもたらしたメッセージを広めるべく活発に運動を展開しています。
それは、彼ら宇宙人”エロヒム”を公式に迎えるための大使館の建設、及び平和と非暴力の価値観を広めるという目標を持っています。
ラエリアン・ムーブメントは、非順応主義、楽園主義、生命の絶対的尊重の哲学を通じて、世界に波紋を投げかけています。
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Raelian Movement officially ends its support for Zionism
LAS VEGAS, August 7 – According to a statement released today by the International Raelian Movement (IRM), Rael, the IRM’s spiritual leader, has released an official Message he received on August 6 from Yahweh, leader of the Elohim, the extraterrestrial scientists who created life on Earth.
The essence of Yahweh’s message is that protection previously extended by the Elohim to the Jewish people has ceased, according to the IRM statement.
As relayed by Rael, Yahweh’s words to the Jews were, in part:
"You have betrayed all the exemplary values of Judaism by stealing land and houses that don’t belong to you, and especially by not respecting my most important commandment: ‘Thou shall not kill.’ And you have accumulated nuclear weapons that could kill millions of people in one go and spark off a world war capable of destroying all of our creation."
Rael also relayed Yahweh’s request for Jews to leave Palestine:
"Consequently, the protection previously granted by us [the Elohim] to Israel is totally withdrawn as of today, and we ask that all real Jews leave the land of Palestine as quickly as possible.”
According to Rael, the August 6 Message went on to remind the Jewish people of the reasons for their prior protection, and he quoted Yahweh as follows:
"We had provided this protection in the hope that the reason and respect inherent in Judaism, along with the construction of the Embassy, the Third Temple of the old writings to which we would have returned, would push this state full of promise to allow the Palestinian people to return to their houses and lands in a multiracial and multicultural state, as an example to all humanity that would become a spiritual beacon for the three great monotheistic religions.
Instead, the stiff-necked people, who had only just escaped the Nazi genocide and concentration camps, stiffened even more. They treated our last prophet [Rael] and his request for the Embassy with contempt; they created concentration camps for the Palestinians whose homes and lands they had stolen; they bombed the concentration camp that is Gaza; and they are even projecting a final solution with the goal of a Palestinian genocide.
Therefore, our protection has now ended, and the real Jews are again condemned to a new diaspora, to live among the other nations of Earth while refusing to carry arms for any nation, and to benefit every nation with their genius and creativity."
Rael said Yahweh’s new message also stated:
"The only true Jews are anti-Zionists, and we congratulate the religious Jews who refused Zionism and have already left Israel. Raelians are now the true Jews, the only ones who wish to physically construct the Embassy to welcome our return, and not on stolen land. We ask all Jews to leave Israel as soon as possible; to convert to Raelianism; and to support the Palestinians, who are, in fact, mostly descendants of real Jews who converted to Islam a very long time ago. It’s a heartrending crime for false Jews coming from Europe to massacre descendants of Jews who lived in Israel since Biblical times.”
And Yahweh added these words:
"Spread around the world to bring the magnificent values of Raelian-Judaism: a Judaism of peace and tolerance; an antiracist Judaism; a globalist Judaism that aims to unite all nations within a world government; an antimilitarist Judaism pushing for the immediate and unilateral elimination of weapons of mass destruction; a pro-science Judaism promoting genetics and space exploration; and, finally, a Judaism working especially toward [construction of] the Third Temple, our Embassy, to which we will officially return to reinforce an enduring peace between all people, and to which all the Great Prophets will return to testify with us, thereby destroying all the myths that the divisive religions have created.”
Finally, Yahweh’s Message, contained this explicit warning to every Israeli Jew:
“Jew, leave Israel as soon as possible without turning back if you don’t wish to be turned into a pillar of salt as happened at Sodom and Gomorrah, and support the predicted Messiah, Rael."
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About the Raelian Movement rael.org et press.rael.org
The Raelian Movement is the largest non-profit atheist organisation in the world, which relates how life on earth was created by an extra-terrestrial civilisation, known in the original Bible as Elohim, through the synthesis of DNA.
It brings together 90,000 members from 104 countries who actively publicise the mes sage these extra-terrestrial scientists gave to Rael, with the goal of building an embassy to welcome them officially and propagate their values of peace and non violence. The Raelian Movement is making waves through its non-conformist and politically incorrect philosophy.
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★九大、分子を並べることで宝石のように光る有機発光体を開発
http://www.zaikei.co.jp/article/20150814/263814.
九州大学の久枝良雄教授、小野利和助教らの研究グループは、分子の自己組織化を駆使することでパズルの要領で分子を並べ、新しい機能性色素を作る技術を開発することに成功した。
光エネルギーや電気エネルギーを効率よく吸収し、新たな光エネルギーへと変換することのできる有機色素は、機能性有機色素と呼ばれ、照明材料・表示材料・有機EL・農園芸用波長変換資材・バイオイメージング材料などの最先端技術で利用されている。しかし、機能性有機色素を粉末、薄膜、フィルムなどの固体中で使用する場合、色素分子同士が無作為に凝集・会合することにより、発光色・発光強度などの色素本来の性質が損なわれることが大きな問題点となっていた。
今回の研究では、ピリジル基を含むナフタレンジイミド誘導体(NDI)、トリスボラン(TPFB)、芳香族分子溶媒(Guest)を、パズルの要領で分子を並べる事により、宝石のように光る新しい機能性有機色素を開発した。
これらの3成分は、混ぜ合わせることで自己組織化し、1:2:2の組成で、宝石のような結晶を形成することが分かった。また、単結晶X線構造解析を用いた構造解析により、NDIとTPFBが構成する複合体が形成する空間の中に、Guestを2分子取り込んだ構造であることも明らかになった。
今回の技術は、既存の有機分子の組み合わせにより乗算的に新規有機材料が得られる事を示しており、研究グループは、波及効果が計り知れないとしている。
今後は、省エネルギーかつ低い環境負荷が見込まれる工業技術として、照明材料・表示材料・有機EL材料・農園芸用波長変換資材・バイオイメージング材料などに応用できると期待されている。
★中国人科学者、HIVの治療を促す細胞分子を発見
http://j.people.com.cn/n/2015/0810/c95952-893384
中国農業科学院ハルビン獣医研究所は、「内形質網I型αマンノシダーゼ」がHIVエンベロープタンパク質の分解を誘導し、HIVの複製を抑え、最終的に治療の目的を達成する可能性があることを明らかにした。同成果はエイズ治療の発展に対して非常に重要な意義を持ち、かつ学術誌「アメリカ生化学会誌」に掲載された。光明日報が伝えた。
同研究所の基礎免疫研究チーム首席科学者の鄭永輝氏によると、HIVはヒト感染後、細胞内に潜伏ウイルスバンクを形成する。治療を中断すると直ちにウイルスを放出し、感染を維持する。研究結果によると、HIVエンベロープタンパク質はウイルス感染を引き起こす重要なタンパク質であり、その細胞内の合成を直接的に遮断することができれば、ウイルス感染を根本的に治療できる可能性がある。研究チームはHIVエンベロープタンパク質の天然分解ルートの研究を実施し、「内形質網I型αマンノシダーゼ」と呼ばれる細胞分子の選択に成功した。実験によって、この細胞分子がHIVエンベロープタンパク質の分解を誘導し、HIVの複製を抑え、最終的に治療の目的を達成できることが証明された。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月10日
iPSストック提供開始=日本人17%に使用可能―京大
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000
京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は6日、多くの人が使える人工多能性幹細胞(iPS細胞)の備蓄「ストック」の提供を始めたと発表した。日本人の約17%に使えるという。提供を受けた研究機関や企業は、さまざまな細胞に変化させ、患者に移植する臨床研究や治験を進める見通し。
移植では免疫の型「HLA型」が重要になるため、同研究所は多くの人に合う特別な型を持つ健康なボランティア1人を選定。血液からiPS細胞を作製し、がんに関わる遺伝子変異の有無や変化のさせやすさなどを検査した上で備蓄してきた。日本人の約17%は今回のストックを利用して移植を受けた場合、拒絶反応が弱くて済むと考えられるという。
患者自身からiPS細胞を作って移植に使えば拒絶反応はほぼ無いが、時間と巨額の費用がかかる。このため同研究所は、多くの人が短期間のうちに使える細胞の備蓄を進めている。2017年度末までに備蓄の種類を5~10種類まで増やし、日本人の3~5割が使えるようにするという。
目の難病患者のiPS細胞を使って世界初の臨床研究を行った高橋政代理化学研究所プロジェクトリーダーらは、ストックを使った臨床研究を計画している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3054998?ctm_camp
【7月21日 AFP】英理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking )博士は20日、地球外の知的生命体を探査する史上最大規模の計画を発表した。1億ドル(約124億円)、10年を費やして宇宙を調査していくという。
「ブレークスルー・リッスン(Breakthrough Listen )」と名付けられたこの計画に出資している、ロシアの起業家ユーリー・ミリネル(Yuri Milner )氏はこの計画について、地球外文明の存在を示す信号を探していくこれまでで最も徹底した科学的研究になるとしている。
ホーキング博士はロンドン(London )の王立協会(Royal Society )で行われたこの計画の発表会で、「無限の宇宙には、他の生命体が存在しているはずだ」「宇宙のどこかでは恐らく、知的生命体が私たちを見ているかもしれない。いずれにしても、これ以上大きな問いはない。答えを見つけ出し、地球外生命体を探すべき時が来た」「宇宙にはわれわれしかいないのかどうかを確かめることは重要だ」と語った。
この計画では、世界最大規模の望遠鏡を使用し、宇宙のこれまで以上に深い場所で電波やレーザー信号を探していくという。
元物理学者のミリネル氏によると、「『ブレークスルー・リッスン』は宇宙の知的生命体探査を完全に新しいレベルに引き上げるものになる」としている。
新たな計画では、地球に最も近い100万の星、天の川銀河(Milky Way )の中心部、さらには最も近い100の星雲を監視し、これまでの探査では収集に1年かかった量以上のデータを1日で集めていく。(c)AFP/Robin MILLARD
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150716-00000
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の細胞死を誘導するタンパク質を、先端医療振興財団(神戸市中央区)や国立医薬品食品衛生研究所(東京)などの研究グループが世界で初めて確認した。このタンパク質は、目の神経を保護する役割で知られていたが、新たな機能を発見した。必要な細胞を生存させながらiPS細胞によるがん化の危険を抑えられ、安全な移植に貢献できるという。研究成果は英科学誌に発表された。
タンパク質は「PEDF」と呼ばれ、目の網膜のうち網膜色素上皮細胞から分泌される。iPS細胞から移植用の細胞を作る際、iPS細胞が残っているとがん化の危険があることが課題だった。
先端医療振興財団は理化学研究所と昨年9月、目の難病の患者に対し、iPS細胞から作った網膜の細胞を世界で初めて移植した。今回の成果はその研究の一環で分かった。
グループは、網膜にiPS細胞を数多く入れてもがん化しにくいことから、PEDFが関与しているとみて研究を開始。網膜色素上皮細胞の上でiPS細胞を培養すると死滅することや、iPS細胞から作った網膜にPEDFを投与すると、網膜にならずに残っていたiPS細胞は死滅するが、網膜の細胞は生存できることを確認した。iPS細胞から作った肝臓や神経、心臓の各細胞に投与しても、残っていたiPS細胞だけを死滅できた。PEDFがiPS細胞の遺伝子に障害を与えているとみられる。
グループは、iPS細胞が分泌する別の物質の量を確認し、移植前の細胞にiPS細胞が残っているかどうかを高感度で検出する手法も開発した。二つの技術について特許を出願している。
先端医療振興財団細胞療法研究開発センターの川真田伸センター長は「二つの技術を組み合わせて使うことでiPS細胞由来の移植細胞の安全性を高め、多くの人を治療できるようにしたい」と話す。
iPS細胞技術使えば皮膚細胞、若返り可能?
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150608-OYT1T5
筑波大学などの研究チームは、加齢に伴ってエネルギーを作る能力が下がった皮膚の細胞は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の技術を使うと回復することが確認できたと、英科学誌に先月発表した。
これまでの定説を覆すもので、老化研究の進展が期待できる成果だ。
細胞内にある「ミトコンドリア」は酸素を使ってエネルギーを作るが、年を取るとその能力は低下する。ミトコンドリア内の遺伝子変異を原因とする考え方が有力だったが、その通りであればiPS細胞技術を使っても回復は不可能となる。
同大の林純一特命教授らは若年グループ(胎児~12歳)4人と老年グループ(80~97歳)の4人の皮膚細胞を調べた。両グループのミトコンドリアの遺伝子異常の程度は同じくらいで、定説は正しくないとわかった。
続いて老年グループの細胞をいったんiPS細胞に変え、さらに皮膚細胞に変えたところ、エネルギーを作る能力が回復したという。林さんは「体の一部分を若返りできることが理論的に確認できた。今後、皮膚以外の細胞でも同じような仕組みかどうか確かめたい」と話している。
★スイッチ1つで記憶を忘却・復元させる方法 米研究者が開発
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1106/23/ne
スイッチ1つで記憶を忘れさせたりよみがえらせる方法を、米国の南カリフォルニア大学の研究者が開発した。
同校のセオドア・バーガー氏は、記憶に関連する神経信号を複製する電子デバイスを作り出し、ラットの記憶機能を再現したり、記憶力を強化したりすることに成功したとしている。
このデバイスは、海馬(記憶を司る脳の部分)の中の、記憶の定着にかかわる領域の活動を模倣できる。実験では、ラットにレバーを押す動作を学習させ、この領域の活動を薬物で阻害したところ、学習した行動が見られなくなった。デバイスをラットに埋め込んで起動したところ、薬物によって忘れさせられた行動が戻ったという。「スイッチを入れると、ラットは思い出す。スイッチをオフにすると、忘れる」とバーガー氏は語る。
またこのシステムを通常のラットに埋め込んだ場合は、記憶力が強化されることも示された。
バーガー氏らは次のステップとして、ラットで得られた実験結果を猿でも再現することを挙げている。最終的には、アルツハイマー病などの人々の記憶機能回復を支援する装置を作ることだとしている。
研究結果を記した論文「A Cortical Neural Prosthesis for Restoring and Enhancing Memory」は、「Journal of Neural Engineering」に掲載されている。
★がん細胞だけに結合する抗体でがん細胞を殺傷 - 東大がマウスで確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00000
★このカプセルがあれば、世界中どこででも暮らしていける。発電機能搭載型単身用移動カプセル住居
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52193032.h
★忘れていても脳には記憶…マウス実験で判明
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150529-OYT1T5
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150508-OYT1T5
植物の光合成で重要な働きをする物質とよく似た化合物を作ったと、岡山大の沈建仁教授ら日中独の研究グループが発表した。
水から水素などを生み出す「人工光合成」の実現につながる成果だと話している。論文は米科学誌サイエンスに8日掲載される。
光合成では、光のエネルギーで水を分解して酸素や水素イオンを作り出す。この際、葉緑体内のたんぱく質が水の分解を促す働きをする。研究グループはこのたんぱく質の構造にそっくりの化合物を合成した。ただ、葉緑体のたんぱく質に比べて水の分解能力は0・5%にとどまった。
沈教授は「化合物は天然のものと構造が一部異なっている。改良を進め、成功率を高めていきたい」と話している。
野口巧・名古屋大教授(生物物理学)の話「光合成の仕組みはわかっていない部分が多い。今回の成果は、人工光合成の実現に向けて非常に大きな一歩と言える」
セオドア・バーガー氏