http://sankei.jp.msn.com/science/news/140717/scn14071709510001-n1.htm
重い心臓病の女児(11)に対し、ふくらはぎから筋肉のもとになる細胞を採取してシート状に成形し、心臓に移植して機能を改善させる手術に成功したと大阪大病院(大阪府吹田市)が16日、明らかにした。大阪大病院によると、子供での実施、成功は国内で初めてという。
重い心臓病では根本的な治療は心臓移植しかないが、子供の場合は提供者(ドナー)が少なく、移植を待つ期間が長引くことが問題になっており、今回の治療法は新たな選択肢として有用となりそうだ。病院によると、澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが23日、手術の結果や経過の詳細について記者会見する。
女児は9歳の時に、心不全を引き起こす拡張型心筋症と診断され、徐々に症状が悪化。5月に筋肉の細胞を採り、筋肉のもとになる「筋芽細胞」を選んで培養し、薄いシート状にした。6月18日にシートを心臓に張り付ける移植手術を実施。手術後1カ月で心機能が改善する効果を確認し、近く退院する予定という。