私たちは欲しいと思ったものに出会うと、これまでの情報からお得感を考えて購入してしまう。

そして、否が応にも欲しいものなので、店員から「今日中に決めてくれたら◯◯円値引きする」等と言われると、さらにお得感が増して購入してしまう。

しかし、数日後にさらにお得なものがネット上に掲載されており、絶望感を味わってしまう。『後少し待っていれば』と心の中で叫んでしまう。

さらに良くないのは、購入したものがどれだけ損をしているのかを、熱心に検索してしまうところだ。もう割りきって、「もう買ったし、仕方ないや」と思える性格ならいい。しかし、私は損をしたくない性格なので、どうすることもできないことでも、どれくらい損をしたのかを計算して知っておきたい。

そして、またウジウジと考え込んでしまうのだ。『もう、こんな性格嫌ダァ~』とまたまた心の中で叫びたい。今まで購入できた幸せの中にいたのに、一気に突き落とされた気分だ。こんな考え方の人は、実は結構いるのではないだろうか?

では、どうしたらいい?私の出した結論は『どうにもならない事は考えない』、『今を大事にして、嫌なことはしない』、『物事の良い面を見て、幸せな気分を取り返す』、『あまり物事を深く考えない』ということだ。

書いたものの、実行できるのか?心配だ。けれども、いい気持ちで過ごすためには、嫌なこと(気持ちののらないこと)はしないことが大切だ。嫌なものからは距離を離し、人・物・場所の気持ちいい、心地よい所で過ごすことが、幸せになれる方法と思う。

なので、たとえ損をしたとしても、『いい勉強になったな』や『今度からはもう少し待ってみよう』などと前向きに気持ちを切り替え、終わった過去に囚われるのではなく、今をどれだけ幸せに生きられるかを考えて行動しよう。

病気になってできないことが増え、マイナス面ばかり見てしまうけど、病気になったからこそ見えてくるプラスの面もたくさんあるはずだ。

『損をして得を取れ』まさにこの言葉が突き刺さる今回の出来事だった。ちなみに買ったのは、車だ。