メルカリで「ボウタウブラウス」を購入した。ファッション雑誌を見ていて、モデルが上品に着ており、一気に気に入ってしまった。値段は何と十万越え。
それを買うことはできないので、ネットで似たような服を探しているが、なかなか男性もので同じようなものがない。
昔からファッションは好きで、自分ではその時期の最先端を走っていて、「俺っていけてる」などと密かに調子に乗っていた。
「そうだ。メルカリで探してみよう」と思い、検索すると、イメージとは少し違うがいい感じのものがあった。値段は888円。「よし買える。これにしようかな。でも、レディースやしな。でもLサイズやから入るよな。よし買おう。でも花柄やぞ、いけるか?あんまり目立たんやろ、いけるはず」と思い、思いきって購入しました。
メルカリは今までに2回購入のみで利用したことがあったが、今回は待てど暮らせど先方から発送されない。一週間ほどして「あのぉ~。お金振り込んだので、発送してもらえませんか」とコメントを出してと無視。さらに一週間ほど待ってから、やっと返信があり、発送してくれることとなった。
発送が遅れたぶん、期待は大きく膨らむ。商品が到着して、早速試着した。「よし。サイズ的にはバッチリだ」緑色で派手だが、紺の細身のパンツと灰色のジャケットと合わせると、バッチリ決まっている。「良い買い物をしたな」と喜び、まず娘に見せると、首をかしげて「何となく変やな」といいやがる。子どもには分からないかと思い、妻に披露すると「おかしい、おかしい。女装してる人みたいやん。女物ってすぐに分かるで」。レディースであったことは承知だが、似合うと思って買ったこといろいろ探した中で一番雑誌のイメージと近かったことを力説するも、「おかしいって!こういうのはちゃんとした男性ものの所で買わなアカンって。だって、仮屋崎省吾やん」と言われ、ぐうの音も出ない。ダメ出しに、「パパってたまにそういうことするよな」と罵られる始末となってしまった。
このファッションリーダーの私がそこまで言われるとは。でも、そこまで言われたらダメな気になってきたので、そのブラウスは妻にあげた。そういえば「それ、ようおばちゃんが着てるやつやんとも言われ」。そうだったんですかと言う気分で、一気に落ち込む。さっきまでの高揚感と満足感は一気になくなった。
このはなしを職場でもしてみたら、みんな大爆笑だった。そもそもレディースを買っていることがおかしいや花柄って何でやねんやこれをずっと待ってたんと笑われる。こちら側の味方になってくれる人はいなかったが、「よし、うけた。これで888円もうかばれる」と思った。その後、ちょくちょくその事をいじられ、少し恥ずかしくなってきた。
そんな感じで職場の人ともコミュニケーションが取れることが、すごく嬉しくありがたい。前の部署では、存在を無視されているかのごとく、ほぼ誰からも喋りかけてくれなかった。なので、たわいのない会話が出きることが、すごくありがたいし感謝している。前の部署で孤立していたのは、いくつか理由があるので、もしそれを知りたい方がいればコメントをしてください。大したことではないかも知れませんが返信します。
働きやすい職場っていいよね。働きやすいって、仕事量より人間関係の方が大きい気がする。この激動の時代に本当は仕事があるだけでもありがたいのに、働きやすさまで求めるのは贅沢かも知れない。でも、働きやすい環境で働きたい。そのためにも、「いい国作ろう俺しだい」の精神で、世の中のことにも注意を向けながら、自分のことにも注意しながら(無理をしすぎない。頑張り過ぎない)、周りの人たちに感謝しながら、当たり前のことにも喜びを見つけて暮らしていければ最高です。
そのためには、自分がいい空気だしとかなね。自分で出せない人は、いい空気持っている人に近づいてパワーをもらおう。でも、レディースのボウタイブラウス着ている人には、近づかない方がいいってこと何かな?