妻の日を作りました。

10歳の娘が母の日に、お金がもったいないと何もプレゼントせず、手紙も書かなかったので、何もなく終わってしまいました。


以前から妻の機嫌があまり良くなく、更年期の年頃でもあり、家族への不満が言えず、苦しい状態にあったと思います。


そんな時に、母の日に何もなかったので、妻が何気なく、「妻の日ってないんかな?」と言いました。たぶん、僕に対しての不満がかなりあったと思われます。


「妻の日」は、妻は一切の家事も娘の面倒も、仕事も何もせず、自分だけの時間を丸1日存分に味わうというものです。


僕が、「いいよ~」と言ったら、妻は大喜びしました。「こんなことしようかな、あんなことしようかな」とウキウキして、予定を考えていました。


いざ当日、5月27日(土)が来て、僕が寝坊して8時頃に起きると、すでに娘と妻は起きていました。「ごめん、妻の日やのに寝坊してもた」と言うと、「いいよ。熱でたみたいで、寝れなかったらしい。塾も休もうかな」と朝ごはんを作ってくれていました。


娘の様子を見ていたら、熱が下がってきたので、お昼から塾に行くことにしました。塾に連絡をしてから、いよいよ「妻の日」が始まります。妻は少し遠くの行きたかった神社参拝に行きました。


娘の様子を見ながら、洗濯物をしていると、洗濯物を洗って、ハンガーから前日の洗濯物を外して、丁寧に干して、乾いたら取り入れて、たたんでする行程の多さに、毎日行ってくれている妻へ、自然に感謝の気持ちがわきました。


娘の昼食を作り、塾へ送っていき、帰ってからは買い物、掃除、食器洗いをしていると、すぐに塾へ迎えにいく時間がきました。


娘と家に戻ってから、「何する?」と言いながら考えていると、せっかく妻の日なので、何かプレゼントしようということになりました。


近くのショッピングモールに娘と行き、妻の好きな店で服を娘と一緒に選びました。店員さんも親切で色々と持ってきてくれて、肩幅や大きさ、色や形を聞きながら、一番似合って喜んでくれそうなものを選びました。


刺繍入りの服に決めて、店員さんに「プレゼントでいいですよね。今日は何かの日何ですか?」と聞かれたので、「妻の日です」と答えると、「何ですかそれ。素敵ですね~。どうやって、そんな日ができたんですか?」と聞かれ、恥ずかしながら経緯を少しだけ話しました。


帰ってから、晩ごはんを娘と一緒に作り、今晩はチャーハンとサラダと味噌汁にしました。普段、全く料理をしない僕は、スマホで作り方を調べながら、娘とワイワイと喋りながら作りました。娘も「お父さん、そんなやり方違うわ~」や「お父さん、こわい、これやって」など、楽しく作っているときに、妻が元気に帰ってきました。


「妻の日」に乾杯をして、ご飯を食べると「美味しい」と言ってくれました。チャーハンはほぼ味がなかったので、醤油かウスターソースをお好みでかけることにしました。

妻は今日行った神社のことを話し、「家族に会いたくなった。1人で行ってもあんまりやった。やっぱり家族が大事やな。でも、1人の時間を十分に満喫できて、心に余裕を持てた。ほんまに、ありがとうね」と言ってくれました。


僕も家事の大変さが分けるったと話すと、「それが分かってくれただけでも十分やわ。まだ、0時まで妻の日ちょうだいな(笑)」と言われました。


そして、娘から服のプレゼントを渡すと、とても喜んでくれて、「妻の日最高、プレゼントはもういいから、また妻の日ちょうだいな。溜め込むのはやっぱりよくないな」と言われ、「いつでも言って」と答えました。


後は、食器を洗って、娘の髪の毛を乾かして、お風呂を洗って、宿題を見て、僕は寝る用意をしました。


寝るときには、娘に「今日1日手伝ってくれて、ありがとう」と伝え、妻は「ありがとう。最高やった。大好き」と言ってくれました。

初めての「妻の日」は無事に終えることができました。


布団に入り、妻が喜んでくれたことに嬉しくなり、365日家事を行ってくれていることに、とても感謝しました。

妻には言っていませんが、これからは朝の洗濯物を干すところまでは、仕事があってもやっていこうと思っています。

仕事が終わってからの、食器洗いや洗濯物たたみはきっとできないけど、朝ならいける気がしています。


我が家か一番心地よく、快適な空間であるためには、お互いを思いやる気持ちや協力していこうという気持ちが大事と改めて思いました。

何事と当たり前ではなく、感謝しないといけませんね。妻に感謝し子どもに感謝し、「妻の日」は僕にとっても、最高の日でした。