前日の事でも
まだ
興奮冷め止まぬままです
あっ
おはようさ～ん
昨日のブログでも少し触れたんだけど
俺が雷魚釣りのきっかけになった憧れの人
新家邦紹(にいのみくにつぐ)氏が
ちょっと前の何かで
「にいがたフィッシングショー2023」
に来る
って知ってしまったんだ
ま、マジか？
あの新家さんが新潟に来る
これは絶対会わなきゃならん
今会わなかったら二度と会えないかも知れん
もうね
絶対に新潟へ行かなきゃならん
って心境だった
けどね
なんか1人で行くのも・・
しかも
金ね～し・・・
そんな時は困った時のA氏頼り
水曜日頃
A氏に
「今週の土曜日予定入ってますか？」
とLINE
「今のところ何も無いけど
どっか行く？」
と返信来た
ダメ元で
「新潟まで行きたいんですけど乗せてってくれますか？」
と即返信
年上の先輩に厚かましいお願いで
失礼極まりないのを承知だったが
27日給料日でめちゃくちゃ金が無い俺は必死だった(泣
A氏はそんな俺を知ってか知らずか
車を出してくれる事を承諾してくれた
てか
A氏は釣りに興味無いし
釣りをしない人(泣
そんなお方にフィッシングショーへ連れてってとか頼むのは鬼畜の所業だよな～
だが
25日の土曜日
行く事が決まった
次の日の日曜日がショールーム当番で仕事
土曜日の1日しか休みが無かったが
もうね
新家さんに会える
って思ったら
全ての負の感情が消えた
2月24日(金)
案の定と言うべきか全く仕事に身が入らない
1日どう過ごしたか分からないし
やっぱりと言うべきか
夜もなかなか寝付けなかった
なんとなく眠りに就いたのが深夜の2:00頃
尿意で目が覚め時計を見たら
まだ3:30だった
ちくしょ～
もう寝れね～
何故ならA氏の自宅に5:00集合の約束をしてたし
俺の家からA氏宅まで25㎞位あるから
40分位掛かる
って事は4:20には自宅を出なきゃならない
身支度もあるし
必然的に4:00起床になる
そんな訳で4:00まで
新家さんの動画を観返したりしてイメージを膨らませた
爛々としていた
4:20自宅を出発
5:00の10分前にA氏宅へ到着～
ちょっと早かったかな？
と思ったが
A氏はエンジンを掛け今か？今か？と待ち構えていた
さすがA君(笑
気合い入ってますね～
あいさつもそこそこに
A氏の車に乗せてもらい
いざ
出発
目指すは新潟県新潟市
フィッシングショーが開催される
朱鷺(とき)メッセ
俺もA氏もめちゃくちゃ興奮していた
あっ
でも
出発の段階でまだフィッシングショーへ行く本当の目的は伝えて無かった
途中
新潟県村上市辺りで
実は・・
ってカミングアウト
そっからは
雷魚釣りどころか釣りに興味が無いA氏に対してアツく新家さん伝説を語りまくっていた(笑
6:45
新潟県村上市のドライブイン ペガサスにて
自販機うどんとコンビニおにぎりで朝食
今日のうどんはいつも以上に美味しく感じた
雪予報で道路状況が気になっていたが
幸運にも道路に雪は無く
凍結路面も無かったから順調に新潟市内まで進んだ
朱鷺メッセまでもう少し
もうちょっとで会場だ
あ～
ドキがムネムネする～
そんな時に限って事件は起きるものである
会場までもう少しってとこで
目の前を走るジムニーが「庄内ナンバー」ってことに気付く
！？
きっとこの人もフィッシングショーに行くんだな？
って思ったよね
よっしゃ～
ジムニーに続け～
・
・
・
曲がるとこを間違ったであろうジムニーに疑いも無く付いてったよね
俺達も
はいっ
会場目前にして道間違えました
しかも
道に迷いました
けど
ま～
それでも会場オープンは10:00
まだまだ時間はある
フィッシングショーは逃げないから
ゆっくりで良いよ
ってなシチュエーションなんだけど
如何せん
おいら
オシッコ漏れそう～(泣
実はバイパス降りる前から
尿意が限界領域に突入してたんだ
ヤバいよね～
新家さんに会う前にションベン漏らしてらんね～よ
必死に耐えた
結果的に
なんとか朱鷺メッセの駐車場に無事到着し
最寄りの施設にあるトイレにダッシュし
事なきを得たが
ホント
ギリギリセーフだった
マジにヤバかった～
もうね
出すもん出したし
急に訪れた安堵感と余裕に
新家さんと会うミッションが現実を帯び
めちゃくちゃ緊張し出した
会場の案内板を頼りに入口へ
！？
えっ？
何この行列？
時刻はまだ9:00ちょっと過ぎ
入口と思われる場所から100m以上人が並んでる
ヤバいね
と思ってたら
最後尾の俺たち後方に列がドンドンと続き
開演10分前には入場を待つ人の列が4列縦隊で300m程の長さになった
俺ね
実はフィッシングショーってこの方生まれて初めてで
こんなに人が集まるなんて知らなかったし
想像もしてなかった
新潟フィッシングショー
半端ないね
列に並んでる時
嫌が追うにも周りの人達が目に入る
俺のちょっと前の男性
全身迷彩系ファッション
またその前に並ぶ男性は
濃い緑のミリタリー系アウター
ん？
まさか
この人達も新家さん目当てなのか？
目につく
迷彩マン、ミリタリーマン、ゴツイ厳つい系
そんな人達全てが雷魚マンに思えた(笑
マズイな～
こりゃ～ウィップラッシュファクトリーのブースは混雑しちゃうな？
一抹の不安とそれに反比例するライバル心
オープンを待つ数千人の熱気と己の興奮で
ただ立ってるだけで汗が流れた
そんな時の時間はなかなか過ぎないもので
永遠に待っているかの様に
気持ちが競り疲労が蓄積された
10:00
開演
オープンから10分位で会場に雪崩れ込んだ
限定品に群がる転売ヤー
村田基氏を囲むジム信者
オープン時の会場は騒然とし
カオス状態だった
ただね
俺の目的はひとつだけだったから
そんな喧騒を他所目に
一直線にウィップラッシュファクトリーのブースへ向かった
事前に出展場所は確認してた
マルキューの隣
メインステージ正面
分かってるハズだった
が
気が競っていたのか
人の数に動揺したのか
あるはずの場所にブースが見当たらない
もうね
その近辺を故障したルンバみたく
グルグルと回り続けていた
マルキューのスタッフに怪しい目で見始められたタイミングで
とあるメーカーブースで
1本のロッドが目に止まる
これは？
正真正銘の雷魚ロッド
サーペントライジングじゃね？
よく見れば
目の前にウィップラッシュファクトリーのブースがあったんだ
初めて目にする
サーペントライジング
よりによって
発売したばかりの第3世代シリーズ
705と707の２本があるじゃん
新家さんより先に
そちらに気が行っちまった
あ～
目の前にサーペントライジングの新作が・・・
無意識に手に取り
色々確かめる自分が居た
すかさず
メーカースタッフが横に付き
事細かな説明が始まる
でも
スタッフはパッと見
明らかに新家さんでは無かったが
サーペントライジングを持った俺は興奮を隠しきれず
スタッフに質問攻め
あ～
ヤバい
サーペントライジング
めちゃくちゃ良いロッドじゃん～
同じ雷魚ロッドでもGUN2ZEROと全く違うし
軽いし振り抜きがシャープだ
この竿でフロッグを投げてみたい
と切に思った
サーペントライジングをいじくり回してどの位が経ったであろう？
ハッと気付く
新家さんが居ない
えっ
そもそも生身の新家さんに会った事無いし
見たことも無い
いつも観てる動画は古いモノばかりだし
果たして
今現在
どんな風貌なのかも分からん
サーペントライジングの説明を続けるスタッフに
新家さん居ますか？
ってな質問も出来んしね～
さてさて困りましたよ
てか
まさか諸事情により不参加とか無いよね？
一瞬焦ったが
ふと見上げた先
ルアーの説明をしてるスタッフに
異様なオーラがあることに気付いた
あっ
この人が新家さんだ
って直感的に分かった
やっぱり
その人が新家さんだったらしく
ルアーの説明を受けていた男性客が一緒に並んで写真撮ってもらってるし
間違いなく
俺が会いたかったその人が目の前に居た
ドクンッ
ドクンッ
ドクンッ
め、目の前のこの人が新家さんか～
想像してたよりかなり小柄で
地味なファッションで
知らない人が見たら
なんか無愛想なオッサンだな～
と思われる様な至って普通のそこら辺に居る人なのに
明らかに
メラメラとオーラを放っていた
そんな新家さんを見つめる俺の視線に気付いたのか
たまたまなのか
今までずっと接していた男性客から離れ
俺の方へ来た
俺は堪らず
「新家さんですよね？
あなたに会いに来ました
ずっと憧れてました」
って言っちゃった
一瞬きょとんとしていたが
くしゃくしゃの笑顔で
ありがとう
って
その一言で俺は暴走した
目の前の新家さんに質問攻めand自分の釣りスタイルをアピール
もうね
無我夢中だった
話の途中
いきなり思い出した様に
握手を求めたら
俺の良からぬお試しを察知したのか
いきなり本気で握ってきたんだ
ゴリッ
てね(笑
予想してた通り
指先の力が半端なく
本物のガチムチ雷魚マンで本物の新家さんだ～
って感動しちゃった
あまりの力に驚嘆する俺に
笑いながら
「いまだに鍛えてるし現役だからね」
って(笑
新家さんと20～30分位話しただろうか？
運良く
ウィップラッシュファクトリーのブースに俺とA氏、若いカップル位しか居なく
新家さんから直々に貴重な話をたくさん聞けた
フロッグの製作秘話とか
密かに俺が通うフィールドで雷魚釣りしたことあるとか
もうね
まるで夢みたいな現実じゃない様な
そんな最高の時間を過ごした
最後に新家さんと並んで写真まで撮ってもらい
俺は完全に脱け殻になった(笑
無我夢中で
何を聞いて
どんな答えを頂いたのか曖昧な部分もあるけど
短中距離メインの新家さんに
迂闊にもフロッグの遠投ネタをぶつけてしまった
「軽く小さいフロッグだとGUN2ZERO77では遠投出来ない
ロッドがしならないから垂らしを長く取らないと投げれない」
と言ったら
新家さんは
「確かに難しいよね
けど投げれるよ
因みに俺は垂らしあまり取らないから」
って
サラッと言ったんだ
それと
ガンゼロ77はなかなかしならないですよね～
とチラっ言ったら
ちょっとこの竿持ってみて
と
展示品のサーペントライジング705を渡された
んでもって
グリップとエンドをぎっちり持っててね
と言うと
いきなり
物凄い力で下方へグイっと引っ張ったんだ
えっ？
マジっ？
お、折れる
って位に曲がるサーペントライジング
ほらっ
見て見て
グリップからエンドに掛けて
って言うんだよね
何で？と思いながらグリップから下を見ると
な、なんと
バットから先じゃなく
グリップエンドから綺麗に弧を描いた
ロッドの先端からグリップエンドまで綺麗にカーブする特殊な調子
何で？
それは
巨大でハイパワーの魚が足元でバイトしても
ロッド全体でショックを吸収出来るようにした
って言うんだよね
ガンゼロもその特性は同じでキャスト時もグリップから綺麗に曲がってるはずだよ
ってね
さすが新家さんだよ
自らがフィールドで雷魚と対峙して
コツコツと積み上げた経験をロッドにフィードバックして作ってる証拠だ
新家さんとの対談は
驚きと感動の連続だった
今時
新家氏のやり方は古いだの
新家教の新家信者
とか良く言われない場面もあるけど
やっぱり俺は
新家さんのやり方や考え方に共感し
雷魚釣りを始めたし
彼の釣りに対する姿勢や物作りにおけるセンスに自分を重ねる部分もあって
だから
新家さんのプロデュースしたロッドとリール
そしてフロッグを使ってるんだ
後付けの理由じゃなく
理屈でもない
若い頃はともかく
段々歳を取って行くと
そんな理想とする人が居なくなるし
出会いすらも少なくなる
心から敬える人
そんな人と会ってたくさんの話を出来たら
それは人生の中で最良の日で
ひとつのターニングポイントにもなるだろう
昨シーズン
俺は雷魚釣りって言うか釣り自体
是不調だった
ことごとくダメで
遠征行ってもボウズとか普通にあった
シーズン半ばにして
心が折れ掛けていたんだ
そんな心境だから
シーズン最後までずっと
うやむやなままで
なんと無く意気消沈してシーズンオフを迎えていた
ずっと
モヤモヤしてた
これから始まる雷魚シーズン
いつもみたく
ヤル気に満ちたスタートが切れるのか？
オフ中に釣り出来ないフラストレーションを溜め
フロッグを弄りながら想いを馳せる
雷魚釣りしたくてしたくて
どうしようもないジレンマより
ヤル気が湧かない焦りの方がデカイ
そんな時に
新家さんと対談出来た
運命だと思ったよね
たったの20～30分だったけど
俺の雷魚熱が沸点に達するには充分過ぎる程だった
あ～
ヤバいヤバい
新家さんとの対談を終えた俺は
しばし放心状態だった
けど
メラメラと雷魚釣りに対する情熱が甦った
目的を達成した俺は
フィッシングショーなのに
他のメーカーや新商品には全く目もくれず
会場内のフードコートで昼飯を食い
チャチャっと会場を後にした
ご当地アイドルのコンサートを楽しみにしてたA氏
すみません
午後の2時過ぎまでは会場に居れませんでした(泣
興奮覚め止まぬまま
フィッシャーズ竹尾店に直行～
ウィップラッシュの商品を買い漁ると
思いきや
購入した物の中にウィップラッシュファクトリーの商品が1つも無かったのは内緒です(笑
にいがたフィッシングショーに連れてってくれたA君
ホントありがとうございました
新家さん
人生の転機になる1日をありがとうございました
さ～
これでシーズンが始まり
モンスター雷魚を釣るだけだな
待ってろよ
90雷魚
