まあいいから、ちょっと聞いてよ。
ここのところ練習場でどや顔連発です。
何かが解りかけています。
これが本物であるように祈っております。
来週のラウンドで確認してまいります。
頼むよ。
山親父です。
小学校の六年生の頃に好きな子ができました。(笑)
いやいや、
黙って聞いてよ。(笑)
もちろんそれまでも、
(幼稚園時代や小学生になってからも)
好きな子はいましたが、
それとはちょっと違いました。
幼いながらにもうちょっと成熟?した、
なんていうかな。
漠然と好きな子ってのとは違い、
恋心?
私の初恋話です。(笑)
その子の名前は、
(まゆみちゃん)
私が生まれ育ったのは、
京都の中心部。
昔ながらの細い路地に、
小さな家がひしめきあっているような場所でした。
古い家並みばかりで、
当時(ドーナッツ現象)なんて言葉が出てきて、
少し離れた郊外に、
ニュータウンや団地が建ちだし、
歴史の古い
(日本で最初にできた小学校のひとつでした)
私の通う小学校は生徒数が激減していました。
そんな地域に、
(マンション)ってものが計画されました。
その名も、
「○×スカイハイツ」
当時珍しい10階建てのファミリー向けの集合住宅でした。
初めて耳にするモデルルームってのも近所にでき、
姑との同居に悩んでいたお袋に連れられ、
姉貴たちと一緒にフローリング張りの外国のような部屋をウキウキとした気持ちで見に行った記憶があります。
我が家は実現化しませんでしたが、
マンションが建ったときには、
同級生だけでも三軒ほどの家庭が、
ジジババを元の家に残し移り住みました。
目と鼻の先に息子家族が移り住むという、
最初からそういったターゲットに絞っていたのなら見事に成功したのだと思います。
まゆみちゃんの家族はそれらとは違い、
他の地域から引っ越して来たグループでした。
五年生の終わり頃だったと思います。
お父さんとお母さん、
三学年下くらいに弟がいました。
少し茶色がかった長い髪を両側お下げにして、
白いセーター、
緑のミニスカート、
白のハイソックス。(笑)
いつもハイソックス。
今さら口にするのもはずかしいフレーズですが、
活発な子で。(笑)
足が早かった。
(彼女絶対読まないだろうな)(笑)
以前告白していますが、
私は酒井 和歌子の鼻が好きです。(笑)
あと最近?でいうと、
もー 娘の中澤 裕子。
(鼻)ですよ。
真木 ようこもこのジャンルに入ります。
このリストのずーーーっと下の方に、
かみさんも名を連ねています。(笑)
なんとなく解ります?
まゆみちゃんはどストライクでした。(笑)
ところが未熟だった私は、
まったく愚かなアプローチをしてしまいます。
これまで言い尽くされ語り尽くされた、
(好きな子に意地悪する男児)
さっそく私は彼女に、
(ゴリラババァ)だかなんだかアダ名をつけてからかっていました。
しかし、50のおっさんが語る話かな?
まあいいや、
(笑)
ある日、
校庭でいつものようにまゆみちゃんをからかっていると、
突然、まゆみちゃんの弟が猛然と抗議してきました。
「僕のお姉ちゃんをバカにするな!」と、
あまりの剣幕にタジタジでした。(笑)
予期せね行動でした。
その時、まゆみちゃんは私に飛びかからんばかりの弟の体を押さえつけ、
「大丈夫!お姉ちゃんぜんぜん気にしてないから!」と、
少し潤んだ目で私を見つめました。
完敗でした。
私は色を無くし、
その場でしばらく立ちすくんで居たような記憶があります。
その現場も光景もはっきりと覚えています。
それからどういう経緯があったのかは忘れてしまいましたが、
私はグッとまゆみちゃんと仲良くなり、
(弟ともよく遊びました)
学校内はもとより、
放課後、
(マンション)にお邪魔したりしました。
私とまゆみちゃんは、
別々の中学校に通うことが決まってました。
そんな卒業を控えた、
2月の半ば。(笑)
彼女から呼び出しをうけました、
同級生に(笹ずし)って寿司屋の娘がいて、
営業していない昼間に、
これまた同級生の(タクロウ)
(名字が吉田ってだけで付いたアダ名。(笑)やっぱりマンションに他の地域から引っ越して来た奴でした)
そのタクロウと2人来てくれないかと、
笹ずしの娘がタクロウを好きだったのですね。(笑)
まだ
今のようにポピュラーな風習ではありませんでしたが、
バレンタインデーといって、
女の子がチョコレートを渡す事は知っていました。
そういうことなんだな、
と、
(笑)
私は小躍りしながらタクロウのマンションを訪ねました。
とーこーろーがー。
タクロウが、
「行きたくない!」と、
笹ずしがタクロウの事が好きなのは、ほぼ周知の事実でした。
タクロウ、まゆみちゃん、笹ずしは同じ中学校に進みます。
いま噂になったりするのが嫌だったのかもしれません。
もちろんタクロウが笹ずしを快く思ってなかったのかもしれません。
でも、それでは困る。(笑)
私はあらゆる手でなだめすかしますが、
頑として拒否。
途方に暮れました。
私はしかたなく、
トボトボとひとりで笹ずしに向かいました。
店の前をいったり来たり。(笑)
私がひとりで笹ずしに出入りしているところを同級生に見られることも不味い。(笑)
途方に暮れました。
しかし、いつまでもそうしていても始まらないので、
意を決し店の引き戸をガラガラあけて店内に入りました。
店内の右側の4人掛けのテーブルにまゆみちゃんが座り、
あれやこれやをセッティングしていました。
左側のカウンターの奥の厨房に笹ずし。
何故か目玉焼きを焼いてました。(笑)
(いまでもはっきりと覚えています。)
多分それしかレパートリーが無かったのかもしれません。
まゆみちゃんが、
「あれ?ひとり?タクロウは?」と、
私はタクロウが来ないことを告げました。
少しは覚悟していたのか、
目玉焼きを見つめ続ける笹ずしの目が潤みました。
まゆみちゃんが、
「じゃあ山親父君だけでもいいから、ここに座って。」と、
そんなの無理だ!
どんな面して、
ついさっきフラれたばかりの女の子を交えてバレンタインパーティーができる?
何を話せば良いんだ?
私は、
「僕も用事ができて、帰らなきゃならない。」と、
2人は口々に、
「そんなこと言わずに、せっかく作ったんだから食べてってよ。」と、
私は後ろも見ずに店を飛び出し、
複雑な気持ちを抱えて走って家まで帰りました。
結局、
チョコレートを渡すつもりだったのかも分からずじまいで、
なんの音沙汰もなく、
ギクシャクした雰囲気のまま、
卒業式を向かえ、
別々の中学校に進み、
もう会うことはありませんでした。
あのときタクロウがなぁ。
(笑)
それでは皆様、
また来年の2月14日にバレンタイン話を用意しておきます。(笑)
ところで、
私たちが十分大人になってから、
ひょんなところでまゆみちゃんと再会するのですが、
それはまた、
別の機会に。
おしまい。
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何かが解りかけています。
これが本物であるように祈っております。
来週のラウンドで確認してまいります。
頼むよ。
山親父です。
小学校の六年生の頃に好きな子ができました。(笑)
いやいや、
黙って聞いてよ。(笑)
もちろんそれまでも、
(幼稚園時代や小学生になってからも)
好きな子はいましたが、
それとはちょっと違いました。
幼いながらにもうちょっと成熟?した、
なんていうかな。
漠然と好きな子ってのとは違い、
恋心?
私の初恋話です。(笑)
その子の名前は、
(まゆみちゃん)
私が生まれ育ったのは、
京都の中心部。
昔ながらの細い路地に、
小さな家がひしめきあっているような場所でした。
古い家並みばかりで、
当時(ドーナッツ現象)なんて言葉が出てきて、
少し離れた郊外に、
ニュータウンや団地が建ちだし、
歴史の古い
(日本で最初にできた小学校のひとつでした)
私の通う小学校は生徒数が激減していました。
そんな地域に、
(マンション)ってものが計画されました。
その名も、
「○×スカイハイツ」
当時珍しい10階建てのファミリー向けの集合住宅でした。
初めて耳にするモデルルームってのも近所にでき、
姑との同居に悩んでいたお袋に連れられ、
姉貴たちと一緒にフローリング張りの外国のような部屋をウキウキとした気持ちで見に行った記憶があります。
我が家は実現化しませんでしたが、
マンションが建ったときには、
同級生だけでも三軒ほどの家庭が、
ジジババを元の家に残し移り住みました。
目と鼻の先に息子家族が移り住むという、
最初からそういったターゲットに絞っていたのなら見事に成功したのだと思います。
まゆみちゃんの家族はそれらとは違い、
他の地域から引っ越して来たグループでした。
五年生の終わり頃だったと思います。
お父さんとお母さん、
三学年下くらいに弟がいました。
少し茶色がかった長い髪を両側お下げにして、
白いセーター、
緑のミニスカート、
白のハイソックス。(笑)
いつもハイソックス。
今さら口にするのもはずかしいフレーズですが、
活発な子で。(笑)
足が早かった。
(彼女絶対読まないだろうな)(笑)
以前告白していますが、
私は酒井 和歌子の鼻が好きです。(笑)
あと最近?でいうと、
もー 娘の中澤 裕子。
(鼻)ですよ。
真木 ようこもこのジャンルに入ります。
このリストのずーーーっと下の方に、
かみさんも名を連ねています。(笑)
なんとなく解ります?
まゆみちゃんはどストライクでした。(笑)
ところが未熟だった私は、
まったく愚かなアプローチをしてしまいます。
これまで言い尽くされ語り尽くされた、
(好きな子に意地悪する男児)
さっそく私は彼女に、
(ゴリラババァ)だかなんだかアダ名をつけてからかっていました。
しかし、50のおっさんが語る話かな?
まあいいや、
(笑)
ある日、
校庭でいつものようにまゆみちゃんをからかっていると、
突然、まゆみちゃんの弟が猛然と抗議してきました。
「僕のお姉ちゃんをバカにするな!」と、
あまりの剣幕にタジタジでした。(笑)
予期せね行動でした。
その時、まゆみちゃんは私に飛びかからんばかりの弟の体を押さえつけ、
「大丈夫!お姉ちゃんぜんぜん気にしてないから!」と、
少し潤んだ目で私を見つめました。
完敗でした。
私は色を無くし、
その場でしばらく立ちすくんで居たような記憶があります。
その現場も光景もはっきりと覚えています。
それからどういう経緯があったのかは忘れてしまいましたが、
私はグッとまゆみちゃんと仲良くなり、
(弟ともよく遊びました)
学校内はもとより、
放課後、
(マンション)にお邪魔したりしました。
私とまゆみちゃんは、
別々の中学校に通うことが決まってました。
そんな卒業を控えた、
2月の半ば。(笑)
彼女から呼び出しをうけました、
同級生に(笹ずし)って寿司屋の娘がいて、
営業していない昼間に、
これまた同級生の(タクロウ)
(名字が吉田ってだけで付いたアダ名。(笑)やっぱりマンションに他の地域から引っ越して来た奴でした)
そのタクロウと2人来てくれないかと、
笹ずしの娘がタクロウを好きだったのですね。(笑)
まだ
今のようにポピュラーな風習ではありませんでしたが、
バレンタインデーといって、
女の子がチョコレートを渡す事は知っていました。
そういうことなんだな、
と、
(笑)
私は小躍りしながらタクロウのマンションを訪ねました。
とーこーろーがー。
タクロウが、
「行きたくない!」と、
笹ずしがタクロウの事が好きなのは、ほぼ周知の事実でした。
タクロウ、まゆみちゃん、笹ずしは同じ中学校に進みます。
いま噂になったりするのが嫌だったのかもしれません。
もちろんタクロウが笹ずしを快く思ってなかったのかもしれません。
でも、それでは困る。(笑)
私はあらゆる手でなだめすかしますが、
頑として拒否。
途方に暮れました。
私はしかたなく、
トボトボとひとりで笹ずしに向かいました。
店の前をいったり来たり。(笑)
私がひとりで笹ずしに出入りしているところを同級生に見られることも不味い。(笑)
途方に暮れました。
しかし、いつまでもそうしていても始まらないので、
意を決し店の引き戸をガラガラあけて店内に入りました。
店内の右側の4人掛けのテーブルにまゆみちゃんが座り、
あれやこれやをセッティングしていました。
左側のカウンターの奥の厨房に笹ずし。
何故か目玉焼きを焼いてました。(笑)
(いまでもはっきりと覚えています。)
多分それしかレパートリーが無かったのかもしれません。
まゆみちゃんが、
「あれ?ひとり?タクロウは?」と、
私はタクロウが来ないことを告げました。
少しは覚悟していたのか、
目玉焼きを見つめ続ける笹ずしの目が潤みました。
まゆみちゃんが、
「じゃあ山親父君だけでもいいから、ここに座って。」と、
そんなの無理だ!
どんな面して、
ついさっきフラれたばかりの女の子を交えてバレンタインパーティーができる?
何を話せば良いんだ?
私は、
「僕も用事ができて、帰らなきゃならない。」と、
2人は口々に、
「そんなこと言わずに、せっかく作ったんだから食べてってよ。」と、
私は後ろも見ずに店を飛び出し、
複雑な気持ちを抱えて走って家まで帰りました。
結局、
チョコレートを渡すつもりだったのかも分からずじまいで、
なんの音沙汰もなく、
ギクシャクした雰囲気のまま、
卒業式を向かえ、
別々の中学校に進み、
もう会うことはありませんでした。
あのときタクロウがなぁ。
(笑)
それでは皆様、
また来年の2月14日にバレンタイン話を用意しておきます。(笑)
ところで、
私たちが十分大人になってから、
ひょんなところでまゆみちゃんと再会するのですが、
それはまた、
別の機会に。
おしまい。
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