ラグビー人生66目付き | 山親父の日記

ラグビー人生66目付き

一年生の時のある夕方。

キャプテン部屋の藤田さんから「おーい」がかかりました。(笑)

一年生を呼ぶ声なんですが、三回呼ぶ間に返事がなければ、しぼりです。(笑)

ちなみに食堂の電話も三回鳴る間に取らないとしぼりです。


一年生気が抜けません。(笑)


「おーい」に関しては、一年生できるだけ返事をしたくありませんよね、他の奴に出てもらいたい。


ジョー樋口のカウントスリー並みに、2,8カウントのところでみんな返事します。(笑)


さて本題。


藤田さんに返事した私、何を言い付けられるのかヒヤヒヤしながら部屋に入ると、


「おうお前か、ちょうど良いわ、付いてこい。」


合宿所から出ていきます。

合宿所の前、道路を挟んだところに、オヤジの家があり、


その横に土屋さんというOBの重鎮が住んでおられました。


そこの家ですき焼きをしたようで、食材が余ったのか藤田さんに話が有ったのか、御呼ばれだったんです。

藤田さん1人呼ばれたようなんですが、1人で行くと場が持たないし、


説教喰らう確率が低くなるように、誰かを連れていくことにしたようです



そこで、男芸者の私が「ちょうど良いわ」の訳だったんです。(笑)


先輩少しお酒を召しておられていて、


私の顔を見るなり、


「目付きが悪い!」と、いきなり。(笑)


それから私の事を、

「目付きの悪いの、」と、呼び続けます。(笑)


「おい、目付きの悪いの、この辺の肉が煮えたから食べろ。」という感じです。(笑)


私可愛いとは言いませんが、にらみ続けている訳でもなく、普通にしているんですが。(笑)


多分、合宿所の生活のストレスから、普段から険しい顔つきだったんでしょう。


そのうちに絡みはエスカレートして、

「獣が獲物を狙っている目付きだ」とか、


「三白眼といって顔相が良くない。」とか、


果ては、


「こんな目付きの奴を何人か知ってるが、そいつらみんな人殺しだ。」って、どんな知り合いだ。(笑)


私も少しムッとしましたが、そんなに悪いと言われた事がなかったんで、


確かに険しい顔しているのかな?と、納得してました。


しかし美味しいお肉を頂き、ビールまでよばれて、満足しました。





土屋さん、そばに住んでいながら、あまりグラウンドに顔を出さない方だったのですが。



月日が流れて私が三年の頃、練習中にグラウンドに来て、


端っこにいた私に、


「おいっ、お前穏やかな、良い目付きになったな。」とだけ言い残して、帰って行きました。(笑)


私ポカーンとしましたよ。

何で今頃?と思いました。


それから、1週間程して、


夜中に救急車が止まり、まさかオヤジか、と見に行ったら、


土屋さんでした。



突然死でした。


不思議な気がしましたよ。

目付きの事を絡んだ事を気になさっていたのか、


穏やかな目付きになった私に一声かけてから亡くなったんだなと思いました。



不思議な話です。


今はもっと穏やかな目付きの私です。